「SPY×FAMILY 」23話の感想です。

前回、「地下テニスキャンベルドン」で、決勝戦まで上りつめたスパイコンビですが、キャンベルの姑息な工作で1セット奪われてしまいます。

続くだ2セットも、コートに仕掛けられた仕掛けで足を引っ張られ、遂に黄昏が本気に。

 

これまでは力を発揮しながらも、勇み足の夜帷のフォローや、相手に勘繰られないようにセーブしていましたが、スパイとしての能力をいかんなく発揮して試合に臨みます。

 

本気になった黄昏と、それに並ぶ夜帷。

最強コンビの爆誕!

 

小細工など、ものともせず、相手のコートにビシバシと最強のスマッシュをたたき込みます。

 

細工が通じないと焦ったキャンベル組は、コートの裏側に潜んでいる部下に新たな指示。

なんと、夜帷が銃で狙われている!?

それを察知した黄昏は、身を挺して彼女を庇います。

打ち込まれたのはゴム製の弾丸。

しかも、コートの芝の色と同じ色に着色すという手の込んだもの。

命の心配はないけれど、こんなもの撃ち込まれたらケガしちゃう。

なりふり構ってないなあ。

 

こんな強硬策を使われても、黄昏はひるむこともなく冷静に、腕が正確なだけに弾道が読みやすいと、撃ち込まれる弾をよけながら試合を続行。

ボールを打ち返すついでに、弾をラケットの縁にひっかけて、キャンベル兄の腹へ命中させるという神業も披露。

 

どんな手を使ってでも優勝したいキャンベル兄妹でしたが、相手が悪すぎました。

完膚なきまでに叩きこまれ、完敗。

 

普通の悪党だったら「覚えていろ」とかの悪態をついたり、リベンジマッチを要求するところだけれど、このキャンベル兄は負けを認め「本気で悔しい」と泣きながら黄昏に訴えます。

 

案外素直な性格?

 

そんな彼に黄昏は、「お前はまだ若いし、才能もある。これからは、まっとうに腕を磨け。きっと、いい選手になる」と声をかけます。

その言葉に感動するキャンベル青年。

その様子を貴賓室で見ながら、息子の成長を喜ぶキャンベル氏。

金に汚いが、親らしい一面もあるようで。

夜帷は「任務達成ばかりではなく、対戦相手の更生までしてしまうとは。さすが先輩」と、ますます黄昏にほれ込みます。

さすが「ジャンプ」の主人公。(笑)

 

さて、この大会に参加した目的は、キャンベル所有の絵画「日向の貴婦人」を彼から堂々と頂くこと。

優勝賞品の目録にあるその絵を所望するものの、事情があってこれだけは渡せないと断られてしまいます。

実は、試合終了後にキャンベルの元へ電話が。

どうやらオスタニアの保安局もこの絵画の情報を掴んでいたようで、差し押さえに来るようです。

 

そうなる前に絵画を手に入れなくては!

 

ここからは、スパイとしての本領発揮。

夜帷が、代わりの品は現物を見て決めたいと言い出し、宝物庫に入ることを許されます。

いつの間にか黄昏がいなくなったと思ったら、キャンベルの秘書が不審な動き。

これは、もしかして…!爆  笑

 

絵画を偽物とすり替え、堂々とキャンベル家を去るスパイたちなのでした。

お見事!!

 

無事任務を成功させたフィオナちゃんは、とても役に立ったと先輩に褒められ、妻役にスカウトされたいと、車のハンドルを握りながら、黄昏からの言葉を待ちます。

が、彼から出てきた言葉は家から離れた場所で車を止めるようにとの指示。

家の前まで送られては、変な噂が立つかもしれないと牽制されては、そのようにするしかないですよね。

 

家の近くの公園の前で車を止めると、ヨルさんとアーニャの声が。

テニス大会に向けて練習をしていたんですが、アーニャがテニスにハマった模様。

ヨルさんの声を聴いた夜帷は、黄昏の制止も聞かずヨルさんの前に進み出ます。

 

そして、彼女にテニスでの勝負を申し込むのでした。

ヨルさんがテニスの練習相手になっていたことに、カチンときたようです。

対抗意識むき出しの彼女に、ヨルさんも受けて立ちます。

どうやら、フィオナちゃんの存在に、すごい危機感を持ってる様子。

 

突如始まった女同士の戦いに、ロイドさんは呆然。

アーニャは、ベッキーが夢中になっているドラマの話を思い出して、「バトルもの好き」とワクワク。

 

ヨルさんが全力でサーブを打ちに行きますが、ボールは飛ぶこともなくポトリと地面へ。

それをあざ笑うフィオナちゃんでしたが、その後の展開に目がまん丸、びっくり

落ちたボールが、網目サイズのバラバラに。

つまり、テニスボールが「ところてん」になったんだね。

 

気を取り直し、力をセーブしてヨルさんが打ったボールは、音よりも早く、ただ1ミリもゆるぎない軌道。

「何て美しい直線」と見惚れてしまう弾道。

見逃せば完全にアウトなんだけれど、ヨルさんに勝ちたいフィオナちゃんは、それを打ち返そうとします。

 

普通じゃ考えられない重さの打球。

それを、両手を使ってラケットを前に振ろうと、雄たけびを上げるフィオナちゃん。

 

このシーンの独白が、サイコーに面白い!爆  笑

 

フィオナちゃんのラケットは、真っ二つに破壊されてしまいました。

ラケットが折れる打球って、何?

 

負けた、完全に、完膚なきまでに。

ガックリと両ひざをつくフィオナちゃん。

あれだけすごいプレイができるスパイをねじ伏せたアサシン。

恐るべし。

 

そして、「またいつか、リベンジマッチを要求するわ」と言い残して、傷心のスパイは去るのでした。

「それまで、せいぜい今の生活を楽しんででおきなさい」って、思いっきり敵役の台詞じゃん。(笑)

 

おねーさん、にぎやか。

 

自分の勝ちだと、ロイドさんに訴えるヨルさん。

「契約」結婚だけれど、新たな進展がありましたね。ニヤリ

 

とにもかくにも、ロイドさん、お疲れさま。

 

さて、これだけ苦労して手に入れた機密文書「ザカリス文書」の正体は、ザカリス氏の隠れた趣味についての日誌と、コレクションでした。

 

なんにせよ、戦争の火種になるものではなくてよかったですね。