「うる星やつら」2022 4回目の感想です。
今回は「口づけと共に契らん!」の1本。
カラス天狗を従えた、クラマ姫の登場回です。
いやー。続々と新キャラ登場ですね。
クラマを演じるのは水樹奈々さん。
こちらも前作とイメージ変わらず。
ちょっと低めの力強いボイスが素敵。
前回の「迷路でメロメロ」の続きですね。
林間学校中、テニスコートでダブルスの試合に興じる、あたる・ラム・しのぶ・終太郎の4人。
相変わらずペアを組んでいる相手で揉める、あたると終太郎をよそに、ラムはしのぶと真剣勝負。
空中からのスマッシュで、翻弄します。
彼らがいるコートの裏山では、カラス天狗が大きなカプセルを抱えて移動中。
前回、鍾乳洞から脱出したロケットに乗ってたんですね。
カプセルを運ぶ天狗の1人に、ラムの打ったテニスボールが当たり、カプセルは先導していた長老を巻き込んで斜面を落下。
下のコートにいた終太郎に直撃します。
そのカプセルに眠っていたのがクラマ姫。
真っ先に反応したのは、あたる。
次いで、カプセルの中の美女に目が釘付けとなる終太郎。
カプセルの後を追ってきたカラス天狗たちは、終太郎を見るなり「こいつで手を打とう」と決めます。
彼らの住む星にはヒト型の男がいないため、姫の婿探しに地球に来たのだとか。
終太郎は面食いなクラマの好みだから、口づけで起こして一夜の契りをかわしてくれと強要。
大事な姫様のお相手探しなのに…
手っ取り早く済ませて帰ろうとしか考えてない。
因みに、カラス天狗の1人を、「鬼滅の刃」の善逸でお馴染み、下野紘さんが担当しています。(超過勤務・時間外労働うんぬん言ってるカラスだと思う)
公衆の面前でのキスに抵抗を感じる終太郎は、一応恥じらいを知っている常識人。
一方あたるは、本能のまま行動するアホ。
美人とキス出来ると、大はしゃぎ。
ラムちゃんにテニスのネットでぐるぐる巻きにされても、クラマの唇を奪おうとします。
終太郎は、意を決してクラマと口づけをかわそうとしますが、しのぶが邪魔に入ったすきに、あたるが強行突破!
一夜の契りの権利を獲得してしまいます。
目が覚めたクラマは、目の前のイケメン(終太郎)を婿と思い込み、あたるには見向きもせず。
あたるは、ラムちゃんの電撃で吹き飛ばされるのでした。
カラス天狗たちは、掟にこだわる長老を無視して、クラマが自分の婿と思い込んでいる終太郎と契らせようと画策。
何故かその場にラムちゃんもいて、彼らの計画に協力を申し出ます。
そして、「男女の正しい付き合い方」という議題でホームルーム中の、友引高校2年A組で再び事件。
クラマが乗り込んできます。
それにしても、この議題を進行する議長があたる、副議長・終太郎、書記・しのぶ…同級生が説得力ないというのも当然だね。
クラス全員の前で、契りをかわそうと終太郎に言い寄るクラマ。
カラス天狗たちが終太郎を廊下に連れ出して説得するシーンは、とてもお姫様の従者とは思えないアピールで、軽すぎ。(笑)
これが昭和のノリです。
その説得に、終太郎もついにその気に。
クラマはこの場で契ると宣言し、天狗たちとラムちゃんが協力して、校庭に球体のラブホを建築。(オイオイ)
いくら何でも学校で、クラス全員が見ている中でそんなことできないとビビりまくる終太郎。
ギャグマンガでは、常識的な行動が笑いに。
外から見えないようにしてあるとか、中はムード満点にセッティングしてあるとか言って、終太郎をなだめます。
いくら何でもこんなのは嫌だと叫ぶ終太郎を引きずって、クラマはホテルの中へ。
終太郎、哀れ。
何とかこの場を収めようとする終太郎と、やる気満々のクラマ姫。
これを、あたるが邪魔しない訳がない。
そして、何故かホテル内にいた長老がクラマに真実を伝えます。
そして起こる、あたると終太郎の猛アピール合戦。
終太郎とあたるは、実は中身が同じであると気がついたクラマたち。
だったらイケメンの終太郎の方がいいと、クラマは結論を出しますが、長老は掟に従うことにこだわります。
その掟の根拠は何かとクラマに問われ、答えに窮する長老。
母星のマザーコンピューターにアクセスし、歴代長老に尋ねますが、みんな「先代に言われた
だけ」と答えるのみ。
いっそのこと初代に尋ねてしまえと120代前までさかのぼります。
そして、初代長老が語ったのは…己のラブロマンスかーい!
クラマがコンピューターに岩投げつけるのも無理もない。
こんなくだらない掟を、よくも120代も受け継いだものだとガックリするクラマを、これで晴れて結ばれるのだと慰める終太郎。
良い子を作ろうと盛り上がっているところで、あたるが終太郎に…!
あたるよ…どうやって寺の鐘を持ってきた。
それは男一人の力で持ち上げられるのか?
などと、変な突っ込みを入れたくなる展開で、終太郎の「暗いよー! 狭いの怖いよー!」が発動。
泣き叫ぶ終太郎に、クラマもすっかり熱が冷め。
掟に捕らわれることがなくなったので、これからはもっと自分好みのイイ男の探すのだと、男漁りの旅に出るクラマ姫なのでした。
こうして、地球(友引町)に居座る宇宙人がまた増えたのでした。
これからも、どんどん増えますね。
次は誰だろう。