10月13日から放送開始されたアニメうる星やつら1回目の感想です。
1回、2回というカウントは 、2話構成になっているから。
第1回目は「かけめぐる青春」「絶体絶命」の二本立て。
あらすじ等については置いといて、私が番最初に感じたのは「色が綺麗だなぁ」という事。
うる星やつらが、前回アニメ化されたのが1981年。
その頃のアニメは、使えるカラーもそんなに多くなかったので、キャラクターの髪の色も一色ベタ塗り。
ラムちゃんの髪の色も、原作漫画のようなカラーリングには、ならなかったんですよね。
それが今回のアニメでは、ほぼ原作のイラストに忠実な色指定。
物語の世界観も、連載当時のまま。 「サザエさん」や「ちびまる子ちゃん」と変わらない世界観なんですよ。
あたるとしのぶが黒電話で連絡取り合ってたり、 諸星家のテレビがチャンネルをガチャガチャ回すタイプのブラウン管テレビだったり。
地球を侵略してきたラムの父ちゃんが。自分のことを「インベーダー」だと言ってたり。
連載当時の世相がそのまんま再現されてるところが、リアタイで見てた人間にとっては懐かしいです 。
その懐かしい世界観を現在の技術で再現してくれるから、 テンポの速いギャグアニメのスピード感がとっても楽しい。
そして一番 嬉しかったのは、 キャストの声のイメージが前回のアニメの声優さんとほとんど違和感がないところです。
当時の声優さんの中ではもう故人になってしまった方が多いので、 キャスト総入れ替えなのは仕方のないこと。
なのに、聞いていて「前の声と違う」という感じがしない。
さらに、あたる役をやっていた古川登志夫さんが、あたるの父親役で出演していて、 しかも、当時の父親役だった緒方賢一さんと同じ雰囲気で話してくれてる!
あたると父親の掛け合いのシーンは、まさに新旧「あたる」の共演で、往年のファンにとっては、顔が緩みっぱなしの名シーンです。
そしてアニメのオープニングとエンディングソングなんですが、 両方ともボカロ曲というところがまさに現代。
だけれども、特にオープニングの歌詞が現台風ツンデレな感じにはなっていても 、第一作アニメのオープニング曲をオマージュしていて、あの頃聞いた「あんまりソワソワしないで~♪」という曲が蘇ってきました。
昔懐かしドタバタラブコメディが、 何の違和感もなく楽しめるなんて最高ですね。
令和から昭和へタイムスリップしたような気分です。