この春スタートしたアニメの中で、目玉になる作品といえば「SPY×FAMILY」。
2019年から、少年ジャンプの漫画アプリ「ジャンプ+」で連載され「この漫画がすごい」オトコ編1位・TUTAYAコミック大賞で大賞を受賞する人気漫画のアニメ化です。
私がこの漫画を知ったのは、偶然流れてきた「ジャンプ+」の広告。
無料お試しでコミックス1巻読んだんですが、絵がキレイ、ストーリー展開が早い、ハラハラドキドキ、わくわく、そして、ほのぼの・・・すっかりトリコになりました。
全ての要素がバランスよく詰められているのが、人気の理由でしょう。
それがアニメ化されると知って、オンエアが待ち遠しかったです。
実際に見てみて、「おお~っ。」となりましたね。
最近は、原作のイメージを崩さないどころかさらに昇華させて、あの絵が動いたらこうなるを見せてくれるので、ドキドキハラハラの連続です。
エンディングソングの最後のカットなんか、原作のイラストそのまんまですものね。
第6話から、「オペレーション〈梟〉(ストリクス)」もフェーズ2に突入。
6話の見どころと感想、そして、1~5話のストーリーをおさらいしていきます。
【MISSION:6】 ナカヨシ作戦 見どころと感想
第6話であるMISSON:6は、ターゲットであるデズモンドの息子が通うイーデン校に補欠入学できたアーニャの制服を作りにくく所から始まります。
前半の見どころは、アーニャを誘拐しようとしたチンピラを、ヨルさんが撃退するところですね。
洋服屋のご主人に、親がイーデン卒業生でないと風当たりがきついとか、特待生のいじめがあるとか、誘拐されるかもと、さんざん裏事情を話したせいで、怖がったり・警戒していたアーニャですが、新しい制服が嬉しくて、公園にいる大人に見せて回るあたりは、子供らしいなあとほのぼのする半面、これは、これから起きるアクシデントの分かりやすい伏線。
ヨルさんが買い物している間、スーパーから1人で出ちゃうところが、お約束すぎる。
チンピラが、金持ちの奥さんはスーパーに買い物に行かないと、ヨルさんを「家政婦」と思っちゃう辺りは、イーデン校に通う生徒の家のステータスがそういうものという事ですね。
家政婦呼ばわりされて、「私は、この子の母親です!」と買った野菜を粉々にして、チンピラを撃退するヨルさんカッコいい。
とてつもない身体能力。
アーニャは、ヨルさんに体術の特訓をしてもらいます。
自分の身は自分で守らないといけないと、何にでも前向きなアーニャ。
すぐに学習し、次のステップに進める強さのある子です。
このバイタリティ。
「不安しかない」という黄昏が、子供や方法を替えない理由なのかも。
そして後半は、いよいよイーデン校の入学式。
イーデン校では優秀な成績や功績をあげると“星(ステラ)”と呼ばれる褒章が与えられ、それを8つ集めると特待生になれます。
オペレーションを進める上で、特待生になることは必須条件だけれど、アーニャの学力ではそれは望めないと判断した黄昏は、アーニャがデズモンドの次男と仲良くなって、デズモンドと家族ぐるみで付き合えるようになる「ナカヨシ作戦」を立案していました。
裏工作してアーニャと次男を同じクラスにしたものの、さすがデスモンドの息子、入学時点で子分がいるし、なかなかのナルシスト。
アーニャが自分に気があると声をかけてきますが、父親の職業を聞いた途端バカににしだします。
ヨルさんの、本当に強い人間はめったに暴力に訴えない、笑顔でやり過ごすものだというアドバイスを思い出し、笑顔を見せるアーニャでしたが…
何で、そんな顔になるの?
火に油を注ぐ結果となってしまい、遂にアーニャの鉄拳がデズモンドの次男・ダミアンの頬にさく裂。
殴った理由をダミアンが同級生の女生徒ベッキーの足を踏んだからと言い訳しますが、入学初日からペナルティである"雷( トニト)"をつけられてしまうのでした。
オペレーション・フェーズ2は、かなりの難関。
ナカヨシ作戦失敗か?
今後のアーニャの動向に目が離せませんね。
とにもかくにもイーデン校の新入生は、親の影響をもろに受けた一癖も二癖もある強者ぞろい。
激しく勘違いして、アーニャに好意を持っているベッキーを足掛かりに、友達いっぱい作ってもらいたいものです。
MISSON:1~5のあらすじ
5話までのあらすじをサラッと紹介します。
隣国であるオスタニアと冷戦状態のウエスタリスは、東国で戦争計画を進めるデズモンドの調査を潜入しているスパイ黄昏に命じます。
デスモンドと接触するには、彼の子供が通うイーデン校の懇親会に参加する方法しかありません。
黄昏が所属する諜報機関WISE(ワイズ)は、彼に1週間以内に子供を用意し、イーデン校に入学させろというかなり無茶ぶりな指令を出します。
ウエスタリスのトップエージェントである黄昏は、こんなひどいミッションでも、クリアしようとするんですね。
うらぶれ孤児院を訪れ、アーニャという少女を養子に迎えます。
実はこのアーニャ、人の心が読めるという超能力者。
とある研究機関によって生み出だされた彼女でしたが、そこを逃亡し、施設を渡り歩いていたのです。
これまでに3度養子に出されたものの、能力ゆえに気味悪がれ施設に戻されるを繰り返していたのです。
黄昏がスパイ出ることを知ったアーニャは、スパイアニメ大好きだったこともあって、実際6歳ではなかったものの頭のいいふりをして、黄昏に養子縁組させたのです。
こういうことができるという事は、勉強嫌いでも地頭はかなり賢いタイプなのでは。
試験の解答を丸暗記するという手段で、何とか伊時事試験に合格するものの、二次審査は三者面談。
いかなる事情も認めず、両親と子供3人で参加する事が条件。
どんな金持ちで名門でも、ひとり親はダメって、リアルだったら大騒ぎになりそうなルール。
イーデンに入学するため、母親役を探すことに。
黄昏は、アーニャの服を作るために入った洋服屋で、ヨル・ ブライア問い合わせます。
実は、彼女は「いばら姫」のコードネームを持つアサシン。
夜の素性を知ったアーニャは、この刺激を得んがために一芝居うち、黄昏とヨルをくっつけようとします。
妻役を欲していた黄昏と、目立たないためと弟を安心させるため結婚相手を探していたヨルの利害が一致し、ヨルさんの方からアプローチして、黄昏がプロポーズ。
スパイとアサシン、そして、超能力者という家族が出来上がったのでした。
3人で臨んだイーデン校の面接試験。
様々なアクシデントをクリアし、意地悪な面接官に怒り、こんな学校こっちから払い下げと啖呵を切って退出。
結果は不合格でしたが、補欠順位1位。
辞退者だ出たため何とかオペレーションのフェーズ1をクリアした黄昏なのでした。
合格祝いに、お城を借り切ってボンドマンごっこするとは、さすがバクに国家がついていると、すべて経費で落とせるんですね。
上司の”鋼鉄の淑女”(フルメタル・レディ)は、怒り心頭でしたが。
さて、これからどうなっていくのか、続きが楽しみですね。
