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code:CRESCITA

不定期開催のコンセプトフレアバー『code:CRESCITA』の告知などのブログです。

ごきげんよう、マスター。
本日はマスター方に、私たちが『code:CRESCITA』を開くにあたった記憶の一部をご覧いただこうと思います。


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 とある街を臨む丘の上に、数人の使用人と共にひっそりと暮らす主人がおりました。
「いよいよ今日、か」
 高鳴る鼓動を感じながら、主人はバルコニーから街を見下ろしています。
 さわやかな風の駆ける街。なのに空気はどこか沈んでいるような、独特の重さを持つ街。雑多で、けれども緻密にガラクタを組み合わせたような、混沌とした街。けれどもいとおしい、そこは彼が安住の地に選んだ街でした。
「ご主人様、そろそろ部屋に戻りませんと──」
「そうだね、カンナ──」
 主人はそばに控えていたメイドに笑いかけ、しかしすぐにバルコニーの下にいた門番に告げます。
「ああ、ミヤビ、みんなを呼んできてくれないか」
「かしこまりました」
 階下の門番は一礼して屋敷の中へと消えました。日の光に隠れきらない金属板が反射してきらめきました。
 メイドの手を借りてベッドに入った主人は、傍らのメイドに優しい眼差しを向ける。
「──ご主人様? 具合がすぐれませんか?」
 メイドの怪訝そうな視線に、主人は優しい笑みのまま、
「いや、大丈夫だよ」
 ベッドの縁に背を預けました。深く、ひとつ息をつき、
「入っておいで」
 ノックの音に答えました。
 ドアの向こうから現れたのは、数名のメイドと執事と庭師に、門番──屋敷に務め、主人に仕える使用人たち。主人の横たわるベッドを囲み、主人へと視線を注ぎます。
 主人は一人ずつゆっくりと見つめました。手の届くところにいる使用人たちの服や髪に隠れ切れていないコードに触れました。
「君たちは私の誇りだ」
 そして、満ち足りた笑顔で語りだしました。
「君たちには私の希望を全て組み込んだ。学習型のチップに全てを託している。何人もの人間を見てきたけど、理想のメイドにも執事にも庭師にも門番にも──君たちのような人間には会えなかった。理想を形にするために、私は君たちを作ったんだよ」
 日の光は優しく、主人の声も優しい。
 彼の屋敷で働く使用人は全員、服や髪の隙間からコードや金属板などがちらりと覗き、人間でないことを明示しています。使用人たちは皆、主人に作られた──
「でもアンドロイドだからと言って、粗相は許されない──お客様の前で醜態をさらさないように、充電もしっかりしておくようにね」
 アンドロイドなのです。
「今日はついにバーの開く日だ。君たちの成長のためにも、精一杯、お客様をもてなしておいで。学習型のチップを組み込んだのは、君たちが成長して、この街を訪れる人たちを笑顔にして、笑顔であふれさせてほしいからだよ。私ができないところまで、君たちが」
 ゆっくりと視線をめぐらせる。
「キッチンで料理を作るのも、カウンターで飲み物を作るのも、ホールでお客様をもてなすのも、もちろん、ショーも。全ては楽しんでもらうためのツールに過ぎない。精一杯、お客様をもてなして、楽しんでいただいておいで。バーが開いている間は、お客様が君たちのマスターだよ。──ほら、もうすぐ開店の時間だ、行っておいで」
「かしこまりました」
「カンナ、ミヤビ、ゆづ、ぱい、ひゃく、欄人、がんばっておいで。今日は街に訪れる淑女たちをもてなす日だ。いつか他のメイドたちが街へ出るときのためによい手本となっておくれ。そして君たちが成長すればするほど、この街はきっと笑顔であふれる。そう、私がいなくても──さあ、行っておいで」
 使用人たちは各々、強い眼差しでうなずきました。
 主人も強くうなずき、命令を下します。
「Code:CRESCITA」
 自分の代わりとなれるように、成長してこいと。

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私たち6名、ご主人様からのご命令「code:CRESCITA」に従い、マスター方に楽しんでいただけますよう、拙いながら尽力いたします。
まだ見ぬ皆様に、お会いできますように。
初めまして、マスター。
このたび、秋葉原に、フレアバー『code:CRESCITA(コード:クレシタ)』を限定オープンすることとなりました。
つきましては、こちらのブログにて詳細をお知らせさせていただきます。

コンセプト、スタッフ、メニュー(一部おまけつきメニューのご用意もございます)などの詳細につきましては逐次更新して参りますので、今しばらくお待ちくださいませ。



◆日時◆
2010年5月1日(土)14:00~22:00


◆場所◆
秋葉原 Cafe&Bar DiCE (地図など詳細は下記URLをご参照くださいませ)
http://dice-akiba.jp/index.html


◆システム◆
・入店ごとにお一人様500円のチャージを頂戴いたします。
・60分1オーダー制でございますので、1時間ごとに1品以上のご注文をお願いいたします。
・最初のオーダー時には、ドリンクとフードのご注文をお願いいたします。
・店内は全席禁煙でございます。ご喫煙の際には、出入り口付近の喫煙所をご利用くださいませ。
・当店はテーブル会計でございますので、ご出発の際にはお近くのスタッフにお声かけくださいませ。


◆フレアとは◆
フレアとは、フレアバーテンディング(Flair Bartendeing)の略で、バーテンダーがボトルやシェーカー、グラスなどを用いた曲芸的なパフォーマンスによって、カクテルを作り提供するスタイルです。
カクテルの味だけでなく、作る過程もマスター方に楽しんでいただきたく、今回、フレアを絡めたバーを秋葉原で初めて開催させていただくこととなりました。
1時間に1度、短いものではありますがフレアのショータイムも企画しておりますので、楽しみにしていただきましたら幸いです。