スタバのクリームシフォンケーキを頼んだ。
シフォンケーキは、本来なら私の一番好きなタイプではない。
目がぎゅっと詰まった、濃厚でずっしりしたケーキの方が好みだ。
ベイクドチーズケーキや、ガトーショコラのような。
でも今日はなんだか、白いクリームに覆われたあの大きな姿に子ども心をくすぐられてしまった。
あのケーキを大きめにすくって、口いっぱいに頬張りたい。
そんな気分だった。
頼んでみたら、うふふ。
予想通り、見ているだけで笑みがこぼれる。
ああ、全く私の甘いもの好きときたら。
昔、
スイーツを食べている時だけは、本当に心から嬉しそうな顔になるよね
と言われたことがある。
だけ、というのは少々心外でツッコミたくもなるけれど、
たしかに私の甘いもの好きは、
「女の子は甘いもの好き♡」
というレベルを少し超えている気がする。
もはやオタクである。
甘いものガチ勢、とでも言うのだろうか。
本当に、この上ない幸せを感じる。
今日も御多分に洩れず、
クリームシフォンケーキにフォークを刺し、
端っこの席で大きな口を開けて頬張る。
はあ。
もう幸せである。
私は時々、本気で思う。
甘いものがあれば、どうにか生きていけるんじゃないかと。
嫌なことがあっても、
悲しいことがあっても、
甘いものとコーヒーがあれば、
なんとか乗り越えていける気がする。
そして最近思う。
自分の好きなものを知っているというのは、
人生において強力な味方を持っているようなことなのだと。
だから私は、
甘いもの以外にも、自分の「好き」をもっと知りたい。
味方を増やしたい。
味方は多ければ多いほどいい。
何かうまくいかない日があっても、
誰かひとりくらいは私を支えてくれるだろうから。
そんなことを考えながら最後のひと口。
ああ、終わってしまった。
でも、甘いものは食べ終わっても終わらない。
あれ、おいしかったなあ
という幸せな記憶は、
何度でも繰り返し味わうことができるから。