勇と歩いていた。
勇が競争しようというので、いいよと返事をする。
スタートの格好で待つ勇は、気合が入っていた。
ゴールは約50m先の電柱
よーい
どん
勢いよく走り出す勇。
その横を走っていた。
抜かれまいとこっちをちらちら見ながら走っていた。
半分くらい走ったころ、サンダルだったため、
つまずいてよろめきそのままこけてしまった。
いくらサンダルとはいえこけたことにびっくりと恥ずかしい
気持ちでいっぱいになった。
勇はそのまま走ってゴール。
こっちを見て
こけたねー
と笑いながら言う。
子供なので悪意はない。
ただ思ったままを言っただけ。
子供なので悪意はない。
帰ってすぐに、二人に報告。
いまねーきょうそうしたら、いさがかったんよー
すごいやろー
ぱぱねー
こけたんよー
ずるって
へへへへ・・・・・・・
子供には悪意はない。
それを聞いた真歩はあきらかにやついた顔で
へー
こけたん
という。
こいつはすでに悪意があるな・・・・・・
と感じる。
とうぜん、どんなふうにこけたん
なんでこけたん
などとしつこく聞いてくる。
悪意に満ちていた。
うかつに走ることもできないなー
と感じる。
老いたなー