私はホテルのインテリアを見るのが趣味の一つ。
もちろん、インテリアの仕事をしているからでもあるけど、インテリアを見るだけでホテルのコンセプトと思惑がわかるから面白い。
先日主人と帰省したときのこと、
翌日の新幹線が早朝だったので
最終日は駅の近くのホテルに泊まることにした。
このホテルに最後に来たのは・・・
数えたらなんと30年前。
なぜ数えられるかというと、ここで結納をしたから
当時はオープンして数年。
立地もよく、人気の外資系ホテル。
今回も宿泊するのを楽しみにしていた。
宿泊当日。エントランスからロビーに向かいう中、
なんとなく残念な気持ちが拭えなかった。
あれ?あれ?記憶違い?え?
こんなに忘れるもの?
だいたい30年経っていたとしても、
当時のイメージぐらいは見れば思い出せるはず。
たぶん。
記憶と違う。うん全然思い出せない。
かと言って昨今の新しい雰囲気でもない。
ロビーから見渡すことができるレストラン。
うう〜開放感あり過ぎて落ち着かない。
カジュアルさが裏目に出ていた。
カジュアルで表現する高級感は限りなく上品であって欲しい。
煌びやかではあるけど上品さは見当たらない。
モヤモヤしながらエレベーターで上がっていく。
客室に案内してもらい、
その後落ち着いて調べてみた。
6、7年前に全室リニューアルされていた。
ロビーの部分も階段を外しレストランを60席増やしたとのこと。
階段の位置も形ももはや思い出せないくらい改装されていたようだ。
昔の写真は無いかと、続けて調べてみたが残念ながら二度と見ることはできなさそう。
なるほど。きっといろんな方のご意向を全てまとめた結果なんだろう。
若い社員はどんな思いでいるのか聞いてみたい。
朝食を終え、レストランに隣接するカフェへ。
カジュアルだけど落ち着いて素敵である。
奥にもお席が。
のぞいてみたかったけど時間がなくて、コーヒーをいただくのが精一杯。
コーヒーカップも購入したいほどに可愛かった!!
ここだけは、若手社員が頑張って戦ったのか、
重鎮がカフェに興味が無かったのか。
私の勝手な妄想がただただ続く。