前回の記事一部変更しました。


非通知と書いたのですが、間違えました。公衆電話からでした。

もう何年も前のことなのでこうして後から思い出して違った!ってことがこれからもあるかもしれません。




ハルは私の事をいつもよく見ている。


今日疲れてるだろ?とかいい事あった?とかそんな風に。


なんかお前今日元気ないなぁ


席に着くなり開口一番に言われた。毎日公衆電話から訳の分からない電話があることを言った。


最初は

お前誰か騙したりとか恨まれたりされることしただろう。

じゃなきゃそんなこと誰もしないだろう。


なんて笑われた。


私はウソをつくのが嫌いで夜の世界であってもお客さんに出来ない約束もしなかったし、ばっくれたこともなかったし、騙して高いものを買わせたなんてことも というか何か買ってもらったこともなかった。


私は1人暮らしをしていたこともあってほんとに怖かった。夜の仕事が無い日は電車で帰ってきて駅から自宅までほんの数分の距離だったけど、何度も何度も後ろを確認して誰かついて来ていないかビクビクしながら走って帰っていた。


ハルは一向に元気にならない私を見てさすがに心配しだした。


明日仕事何時に終わる?


だいたい9時ころかな~


じゃあ迎えに行ってやるよ


こうして次の休みまで仕事場まで車で迎えにきてくれて夜ご飯をご馳走してくれてそしてさよなら。


心細くてたまらない私はハルのことを頼もしくて心強かった。

ある日電話が鳴った。公衆電話からだった。


もしもし、ココちゃん?○○さん(本名の苗字)でしょ?


と男の人 そして聞いたことのない声だった。それだけ言ってとりあえず切れた。


お店でお客さんと電話番号の交換をすることは確かにある。でも普通公衆電話からはかけてこないし、名前だって言ってくるはず。そこまでむやみにも教えていなかったし。


それから毎日毎日4~5回はかかってくるようになった。

しかも昼間の仕事が休みの日には


今日はお休みでしょ? とか。

何で知ってるの?


私は


ちょっと誰?やめてよ!


と言うと切れる。電話が鳴っても出ないと出るまでかけてくる。そして出ると


なんで出ないんだっ!


と怒る。こっちも強気になると切れる。


ノイローゼになりそうだった。むこうは私のことを知っている。私は知らない。それが一番怖い。


そんな電話がかかってくるようになって一週間くらいだっただろうか。夜マンションに帰り部屋の電気をつけた。その瞬間また公衆電話から電話がかかる。


ココちゃん お帰り


私はガタガタ震えた。

ハルがお店にいつものように来ていた日たまたましし座流星群が今日見れるという話になりお店が終わってから見に行くことになった。


こうしてお店以外で会うのってあったっけな。

今ははっきり思い出せないんだけどほとんどなかった気がする。


1回焼肉を食べに連れて行ってもらったことはあったけど、食べてじゃ~ね~ご馳走さま そんな感じだった。


この日はお店の人やほかの女の子も一緒に時間潰しで飲みに行ってそのあと大きな公園に行った。

11月だったか・・・夜中すごく寒くてまさかこんなふうに見に行くことになるなんて思っていなかったからそんなに厚着もしていなくて。


ハルの車の中にあったバスタオルをかけてもらった。


たくさんの流れ星を見ながらその時もやっぱり


元彼と復縁できますように


そう何度もお願いした。