講演「ワーク・エンゲイジメントを高める秘訣」人と組織の元気力を高めるために
“世論調査や人材コンサルティングを手掛ける米ギャラップが世界各国の企業を対象に実施した従業員のエンゲージメント(仕事への熱意度)調査によると、日本は「熱意あふれる社員」の割合が6%しかないことが分かった。”(日本経済新聞2017.5.26)
ワーク・エンゲイジメントとは「主体的にイキイキと仕事の取り組んでいる心の状態/快」を意味します。
これはバーンアウト(燃え尽き)の対概念であり、ワーカホリック(追われながら無理してがんばって仕事をしている/不快)とは異なる概念です。主体的にイキイキと仕事をしていることが望ましいのですが、日経新聞が取り上げたように日本は国際的には低いレベルにあるようです。
ワーク・エンゲイジメントは「ポジティブメンタルヘルス」(攻めのメンタルヘルス)としての期待も高まっています。バーンアウトの対概念から登場したものですから。
ワーク・エンゲイジメントは「活力」「熱意」「没頭」という3つのキーワードから成り立っているのですが、これは少しわかりにくいので「モチベーション・職場の人間関係」「使命感・未来志向」「貢献・自信」の視点から講演いたします。
あれはダメ、これはダメというNGばかりを学習するのではなく(ネガティブキーワードが多く、受講者も萎縮しますね)、望ましい未来にコミットメントしたり、何のために仕事をしているのか、職場の空気をもっとよくするために何が出来るか、仲間やお客様がもっと笑顔になるために何が出来るか、お互いがお互いのサポーターとしての関係性を職場で築くには何が出来るか、などの未来志向・解決志向で自分や組織を見つめる機会になり、仕事への意義や貢献・存在価値を再確認・再構築することでイキイキと道を歩むきっかけになれば嬉しいです。
楽しく学ぶことが、一番学習効率が高まります!笑顔いっぱい咲く学習の場づくりのプロセスにもワーク・エンゲイジメントの大切な気づきや学びがあるのです。だって、無理して眠気を我慢して参加しているのはワーカホリック的な感じですもんね(笑)