いいところを探す〈満足体質〉 鎌田敏の本より | こころ元気研究所 鎌田敏(びん)『元気が出る講演会・笑顔いっぱいの研修』講師ブログ  

こころ元気研究所 鎌田敏(びん)『元気が出る講演会・笑顔いっぱいの研修』講師ブログ  

笑顔と元気をお届けすべく、全国各地で講演・研修活動。 行政、PTA、社会福祉協議会、企業、商工会議所、労働組合、経営者団体、青年会議所、医療機関、福祉介護施設、民生委員、安全大会など多方面で講師を担当。

いいところを探す  〈満足体質〉

 

私たちは欠点探しが上手です。欠点探しは改善につながるアプローチでもあるので、それがすべて悪いわけではありません。ですが、相手の欠点ばかりを見つめていると、相手を攻撃してばかりになります。自分の欠点ばかり見つめていると、落ち込み、自信を失うことになります。

 

欠点探しが上手なら、いいところ探しも同じように上手になりましょう。相手のいいところ、できている部分を見つめていると、相手をほめたり、ねぎらったり、感謝することにつながり相手のこころのエネルギーを高めます。自分のいいところ、できている部分を見つめていると、自信がついてまたがんばろうとこころのエネルギーが高まります。

 

 

親が自分の街の不平不満を話していたら、それを聞いた子どもは同じところに目がいきます。郷土愛は育まれないでしょう。先輩社員が会社への不平不満を話していたら、新入社員は同じところに目がいきます。入社したことを後悔するかもしれません。不平不満は吐き出すことでストレス解消になります。しかし、そればかりだと相手のこころのエネルギーを低下させてしまいます。話している自分もますます欠点探しが鍛えられて、不平不満体質になっていきます。

 

一方で、自分の街のいいところを親が話していたら、子どもは同じところに目がいき、街が大好きになります。子どものその表情を見て、親も幸せを感じます。先輩社員が会社のいいところ話していたら、新入社員は同じところに目がいきます。この会社に入社できて良かったと思います。後輩のその表情を見て、先輩は幸せを感じます。

 

 

いいところを探すトレーニングをしましょう。

 

今日のできごとで嬉しかったこと、感謝したいこと、笑顔になったことを家族や友人と話し合うことがトレーニングになります。明るい話題は、話し手・聴き手の元気につながります。

 

 

元気スイッチ〈探すなら良いところ〉

 

 

拙著「こころ元気に生きる~元気スイッチをONにする41の知恵~」より