お母さんが亡くなって8年経つ
それを
今も隣に
お母さんがいるような、
いて欲しいような、
横顔で話してくれた友人。
知らなかった。
いつも汗を流して
どんな時も明るく仕事に取り組む、
そんな顔しか知らなかった。
寂しそうな顔もするんだ…
そんな顔も見せてくれたんだ。
人生を諦めかけた時、
体を失っても家族に残せるものがある
そんなことで
私は自分を正当化しようと思っていた。
頭から冷水を浴びたような感覚になった。
どんな形でも、
触れられる体を持っていることは
なにかを作り出せる力があるんだと思う。
私は、
愛しい頭を撫でて、
まだもう少し、
生きていたいです。
“触れられる”
今の環境に感謝して、
今日も笑っていたいです。
笑います。
