製造過程を見せて頂くのは実は初めてで、ドキドキわくわく
創業120年の歴史を持つ北伊醤油さん。
6代目の山上社長が丁寧に案内してくださいました。
まずは全体の工程の説明。
北伊醤油さんは希少な「杉桶」で熟成発酵を行ったり、
ゆでた大豆に均等に麹菌を植えるために
くっついてしまった大豆を手作業でほぐしてしったり(大手さんは機械でほぐすことが多いそうです。)
春夏秋冬、自然の力を借りて2年半熟成発酵させていくそうです。
初めてづくしの見学、
こうじ室も見せていただきました。
今回はちょうど大豆に種菌を混ぜて菌を繁殖している最中だそうで、
かなり貴重なタイミングでした
こうじ菌のキレイな黄緑色の景色が
(なんだか腸内フローラを連想してしまったのは私だけかな? 笑)
熟成発酵している杉桶も見学♪
発酵するとぷくぷく気泡が発生するので毎日4人がかりで気泡をつぶしていくそうです。
(2年半毎日ってすごい!!)
加熱して発酵止めをするまで発酵は続き、
じっくりじっくり熟成していきます。
最後は醤油の味効き♪
発酵止めしていない生醤油も味見♪
醤油も食材によって使い分けると良いですよ~と使い方も聞けちゃいました
九州の醤油は甘いものが多く、
砂糖を添加していたり、
アミノ酸液を添加してるものが多いのですが…
比べると全違う!
じっくり熟成発行した2年半もの、4年半ものは香りも旨みも豊かで
それだけでも感動
今回はこうじ室の大豆や、
杉桶で現在発酵中のもろみも味見させていただきました。
(なかなかない経験!快諾してくださった山上社長に感謝です!)
とにかく手間暇かけて、時間かけて作られる醤油。
生産者の顔が見えて、
丁寧に想いが込められたものって自然と感謝の気持とともに心があったかくなりますね
毎日口にするものだからこそ、
何を選ぶか?どんなものを選ぶか?
自分の目で見て、聴いて、感じて選んでいきたいなと改めて感じた時間でした。
これからの生活に、そして今後の食育でもしっかりお伝えしていきたいと思います
北伊醤油さんは小学校の子供たちも見学に来たりするようです(*^^*)
子供たちにも伝統や人の手の素晴らしさが伝わっていく機会があるって素敵
未来にも残していきたい!
その想いも込めて応援したいお店や生産者さんから買うこともまた
選ぶ基準の大切な一つだと思います。
改めて皆さんも選ぶ基準を見直してみませんか?