少し前に森博嗣さんの『相田家のグッドバイ』を読了。

相田家のグッドバイ/幻冬舎

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これは勝手な解釈でありますが、
小説というより森さんご自身の事なんじゃないかなーと、思いながら読み進めてました。
そう勝手に解釈することでなんだか森さんが身近に感じられ、
又、ここに書かれていたご家族のこと、
自分自身の家族、中でも両親のことも思いながら読んでました。
私の両親は健在ですが二人とも今年で69歳、来年70歳(なんと!)。

そして小説に書かれた(特に最後の最後の方での)ご両親との交流、対応について、
実行することは難しくも見習いたい点もあったし、
自分の両親は健康だから、と、考えてもみなかったことに関して
いくつも考えるきっかけを頂けたように感じます。
(抽象的な言い回しですみません!)

森さんの創られたものの影響力は私にとって絶大なのでした。
毎度ありがとうございます! 

『目薬αで殺菌します』森博嗣



事件が起こると、謎のギリシャ文字も登場する

Gシリーズの第7作目です。


神戸で劇薬入りの目薬が見つかった。

その後に見つかる、数々の毒物入りの目薬。

その間秘密裏に製造会社内で起こっている出来事。


謎の女性、探偵赤柳、大学生の加部谷と海月とのやりとり(ドキリ)。

Gシリーズでは、表に現れる事件とはまだ別に、毎回

天才/現在行方不明の真賀田四季の影がちらついて、そちらも多大に気になります。

ネット上で行われている宗教(のような団体?)の活動は一体何を目的にしているのかな?


今作の目薬に関する事件は、一応の終結を見せますが、

(毎度の事ながら、「一応」なのです)

目薬の事件や一連のGシリーズの大きな謎がこれから

明らかになっていくんだろうな!…

と、最終ページで見せつけられた探偵赤柳の行動。

とても(次回作への)ワクワクで胸が高鳴りました。


(しかし、次回作の発行は、来年以降になるとか…しくしく)


そして、もう一つ気になるのが、

Gシリーズの、ギリシャ文字の謎。

何かを意味していそうだけど、

(数字とかアルファベットに置き換えてみたけれど、まだ私にはわからないのでした…)

目薬αで殺菌します (講談社ノベルス モF- 43)/森 博嗣
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『ZORA・一撃・さようなら』森博嗣


森さんの本はどれもそうなのですが、

今作も謎を解いていく、ということよりも、

物事の見方や設定、状況説明の言葉も

面白さ・魅力のひとつです。



探偵と美しい依頼人、

元タレントで元政治家と暗殺予告。

と、恋心。


「たしかに!恋って、そういう感覚だなー」と

読んで頷いてしまう所がありました。


ゾラ・一撃・さようなら/森 博嗣
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面白かったです!

ー帯よりー

危険を避け、できるだけ

頑張らずにすむ道を吟味し、

最小の力で人生を

歩んできた高橋青年。

彼の運命を変えたのは、

入社した「銀河不動産」だった。


-------------


上記の言葉のほか、帯には

「省エネ青年」なる言葉が書いてあり

省エネ=無気力気味な私はドキリとしました。

その、省エネ青年の行く末が無気力な自分と

重なってしまうかもしれない(という、謎の妄想!)

と、なんとも言えない変な緊張のもと、一気に読みました。


読んだ後は、気分も一転さっぱりとしたものでした。

省エネ青年の身に何が起こるのか?

どうなっていくのか?は、読んでからのお楽しみです!


ところで、森さんの作品、特にシリーズ外は

設定がとても面白いなあと思います。


そして、勝手な解釈(というかただの感想…)ですが、

人間臭さとか、ドロドロしたものが滲み出る作品も多いなか、

森さんの作品に出てくる人間は、坦々としてるのに、なんとも特徴的。

人間は、沢山のものに囲まれているちっぽけな存在だという、

当たり前の事が前提にあって、広い世界(や自然)の中では

色んな可能性、色んな考え方が有り得るんだと知る事が出来る気がします。

人間の中に潜む沢山の感情、それは特別なものではないし、

沢山潜んでいない単純な感情、それも特別なものではない。

人は人、自分は自分、それを貫くことが、人間らしさをつかむ事なのかもしれませんね。

(毎度ながらすっごい駄文!失礼しました)


銀河不動産の超越/森 博嗣
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きみの友だち (新潮文庫 し 43-12)/重松 清
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とある課題で読んだのが、2008年・映画化される

重松清『きみの友だち』


不慮の事故にあい松葉杖なしには歩けなくなってしまった少女・恵美

恵美とその弟ブン周辺の少年・少女による10編の物語。


10代・思春期ならではの友だちと自分との関係や、

忘れていた自分の10代頃の人付き合いの悩み。

ケンカ別れした友だちとのやりとりが記憶の底から蘇りました。


単純明快な人間関係など

あまり無いのかもしれないなあ~。

そう思わされて、何かモヤモヤしたものが残りました。


そして、文章の語り口は、

率直に言って、苦手です。

「きみ」を語る、「私」の存在が

上から目線というか、偽善的というか

嫌な大人、何様なのさ!といった印象で、

内容はよいので、

もっと客観的に物語って欲しかった!と

強く思いました。・・・と書いてる私が何様なんだよ!ですね。

(これはあくまで好みの問題です)


ところで、「君の友だち」という曲があると知って、

調べてみたら、キャロル・キングの名盤(定番)と言われてる

『つづれおり』に収録されてる7曲目でした!

今調べたばっかなので、早速これからその曲も聴いてみようと思います。


曲と小説や、物語と物語の

接点を知り、そこから新しい「何か」

が脳内で創られることは

ある種特別な楽しみだと思います。


そして、あらゆる小説の物語世界に入る事は

私にとって快楽のひとつのように思います。

(この文はどうでもいーか…失礼しました)