昨夜はわれらがTH師匠のマンスリーライヴ@King's Barでした。
今回は、いつものベーシスト河口さんでなく、
TH先生の長いお付き合いの先輩、吉村さんです。
メンバーが交代するのもまた違いがわかって面白いものです。
第一部は、TH先生の敬愛するBill Evans特集です。
You Must Believe In Spring
Interplay
Blue In Green
Nardis
MASH
タイトルを初めて聴くMASHは、テレビドラマの主題歌だったというので、
エバンスの演奏とも聴いてみましたら、
先生おっしゃる通り、オリジナルとエバンスや今回の演奏は全く違うものでした。
同じ素材でも、料理法、料理人によってこれだけ違うものになる、ということがわかります。
ちょっとフュージョンのような曲調でとてもよかったです。
第二部
Poinciana
キースの演奏でずーっといいな〜と思っていた曲でしたが、
もともとAhmad Jamalが取り上げたのだそうです。
そのアフリカンな独特のリズムはとても印象に残ります。
オリジナル
From The Backstreet
留学時代のアパート裏の路地で音楽が聞こえて来る様を曲にされたそうです
Bottom Of The Ocean
海底での魚たちの賑やかな様子を描いた、面白いリズムの曲。
最後のドラムソロはチョウチンアンコウが踊る様子でおねがい、
と先生よりドラム片桐さんへのご指示でしたが
まるで電気クラゲにさされたチョウチンアンコウのようでした
So In Love
先生が涙したという菊地雅章さんの演奏を真似て
トリオ3人があまり寄り添わずに弾いていくという面白い演奏。
God Bless You
ラストはキースで有名な先生お得意の曲、ビリーホリデー作。
アンコールは
先週亡くなったピアノスト佐山昌弘さんを追悼する曲として
Nothing From Nothing でした。
佐山さんらしい楽しい曲です。
今回も聴きごたえたっぷり、また派生的に色々聴いてみたいと思うライヴでした。
佐山さんの演奏は、ずいぶん前にTH先生から教えていただきました、
寺井尚子さんとのLibertangoの演奏を拝見して、そのど迫力の演奏でファンになり、
4年前に寺井尚子さんとのサテンドールのライヴに行きました。
そのすぐ後から病気と闘っていらしたのですね、、
本当に残念です。
そして、佐山さんが亡くなられた11/14、
わたしの小学校の音楽の先生、小宮路敏先生が亡くなったということを
昨日知りました。
音楽って素晴らしいということをいつも全力で表現されていたような先生です。
その先生との出会いがあったからこそ、音楽好きになったと思っています。
なんとこのブログの小宮路先生についてのいにしえの投稿から、
わたしを見つけてくれた小学校の同級生ともまた繋がれて
小宮路先生がつないでくれたご縁なのかも、、と思っています。
さあ、わたしもライヴまで2週間となりました。
偉大なる先生方の生き様を見習って、臨みたいと思います