母の七回忌でした。
77歳で他界した母は元々は健康だけが自慢だったようですが、
人生はわかりません。
40歳まで生きられないと言われていた叔母の方が、ずっと長生きしています。

ちょっと早すぎたのですが、
わたしは母の闘病の時期に、一番人間として成長したのかな、と思います。
まあ、それまで苦労というものを、ほとんどしてきませんでしたので。

人の苦しみや痛みも、本当にはわからなかったのだと思います。
身をもって教えてくれたのかと思うと、
痛々しくて、それまでの自分が情けなくて、、

母は、豪快な人で、細かいことにあまりこだわらず、
家事はあまり好きではなかったと思いますが、
芸術とスポーツを愛し、人をもてなすことは大好きでした。
わたしもお陰で自由奔放に育ってしまい。よかったのか、悪かったのか、、

思い出すと、自己紹介とか、スピーチとか、何か話をしなければいけない時には、
必ず笑いをとっていました。
あのセンスは大したものだったな、と今感心しています。


母が亡くなってあっという間の6年、
でもこの6年という密度の濃さ、
Jazz Pianoとの出会いがあり、
すっかり生活、人生が変わった。
あと、6年後にはどうなっているのか、
東京オリンピックも終わっているわけだが、
どんな6年後になっているのか???

わたしは、ことごとく母の期待には応えられなかったのだけど、
音感とリズム感だけはいいと褒めてくれていた。
まあ、母は音楽的なセンスはあまりなかったからね、、

でもやっと今、Pianoに歌にがんばっていることを、
見せてあげたかったな、と思います。