昨日は、大学のゼミのOB会があり、
市ヶ谷の私学会館アルカディアへ。

最初は、恒例である、先生のお話。
これをいつも楽しみにうかがうのです。
ユーモアを交え、本音を上手く表現なさるそのお話ぶりは健在です。

74歳になられ、教職も昨年度をもって全てご辞退なさり、
今年度からは悠々自適に、
山歩きを中心に、毎日何をなさるか、朝考えるのが楽しみだそうです。

ご自分の近況の他、ギリシャ問題からのお話、介護や少子化について、
健康についてなど、45分間の講話。

なかでも面白かったのは、
日本は、ギリシャと同じラテン系の民族だということ。
ギリシャ問題は他人事ではないとのことでした。

先生は、財政学を専門とされ、
何回かスウェーデンへ留学、北欧やヨーロッパにお詳しいのですが、
「生きるために食べる」ゲルマン民族と、
「食べるために生きる」ラテン民族、日本は後者に属するそうです。

みんなで口を大きく開けて歌うのも、ラテン民族の特徴で、
北の人は(そういうのは下品だと思って)しないのだと。

ゲルマン民族は長期計画をしっかり立てて、それを守っていくが、
日本はラテン系の「行き当たりばったり型」で、
長期計画というものは立てられない、
しかし、これまでは、それで何とかなってしまった。

でもこれからは?
いろいろ問題山積みですね。

ただ、ラテン気質で、陽気に、そして物事をすぐ忘れたほうが
長生きする、とのことで、どっちもどっち。

先生は、昔から、あまり真面目になりすぎるな、
というメッセージを送り続けて下さいました。

先生は、私の昨年末のライブにいらしてくださり、
そのお礼を言いに行きますと、
「また(ライブを)やったほうがいいよ」と、言っていただき、
まわりの友人にも、あなた達も一緒にやりなさい!と
勧めてくださいました。

また、よいライブをお見せしたいものです。