先日、ブログのお友達、
jazzutakoさんより、

「ボサノバは、Vibratoをかけないのが味と思っていたけれど、
かけている人もいるのですか?」

と質問をいただき、わたくし、
「にわか・なんちゃって・ボサノバ博士」となり、
調べてみました!

ボサノバ界の主要アーティスト(Vocal)をネットでピックアップして、
福井ともみさんの「Bossa Nova Song Book」でお勧めされている
歌手の中で、ボサノバを中心に歌っている人と合わせ、
25人くらいの歌を、聴いてみました。

それでわかったことは、

◯この分野は、ギターやピアノなどで弾き語りする人が多い

◯ボサノバは、Viblatoのかけ方が少ない、
とくに弾き語りする人は、よりかけない。

Vibratoというのは、リラックスした状態でよい感じにかけられるもので、
楽器を弾きながら上手くかけるというのは、
とっても難しいのではないか?という仮説が出て参りました~


ご質問の「Vibratoをかける歌手」。
総体的には、味付け程度が多かったですが、
わかりやすかったのは、大御所の中で、この3人。
少しかかっていますね。

Gal Costa
ギター・プレーヤーでもあります。



Bebel Gilberto
ジョアン・ジルベルトを父に、人気歌手のミウシャを母に持つ、
ボサノバ界のサラブレッド。



Vanessa de Mata
ただ今39歳のシンガー、ソングライター、小説家でもあるようです。




ただ、ボサノバの創成期の本家本元、
Joao Gilberto、Astrud Gilberto(Joao Gilbertoの最初の奥さん)
は、ノン・ヴィブラートですね。




同じく創成期に深くかかわっている
Nara Leao もほぼノン・ヴィブラート。
ギター・プレーターでもあります。
波乱に富んだ人生を送り、47歳で脳腫瘍のため亡くなったそうです。