随分湿度が出てきましたね…


蒸し暑い日


嫌でもあの日に戻っちゃう…
あの日は天使の梯子が綺麗な日だった

電話に出ない母がもうこの世に居ないと確信してた…
怖くて怖くて
ハンドルを持つ手が震えて
足が震えて…
怖かった

来月であの日から一年だなんて…



夏を迎えるのがほんとに恐ろしかった…

母を亡くしてから季節を一周することが
恐怖で恐怖で…

やっと一年 長かった…
のに どんどん進んでしまう季節に
まだ追いつかないでいるよ…


今日は父が久し振りに
実家へ帰ってきた


コロナ騒ぎで私も兄宅へ行くのを自粛していたから
会えるのは約二ヶ月半ぶり…


運動量が急に減ってしまった父は
また一段と年をとってしまったのかな、

私も入院で5キロ痩せてしまった

また心配掛けちゃうなショボーン

なんて不安は会った瞬間消えた
父の手足の状態はとても良くて
頚椎の難病でありながら
術後リハビリを人の何十倍も頑張った

左手を除けば大分戻ってきた…
箸も使える
脚も引き摺らずに歩いてる

凄いな…人の身体って


嬉しい
悲しい
切なくなる
やるせなくなる…

母さん…
せめて父さんの術後でも遅くなかったんじゃない?

今でも生活を楽しむ二人が目に浮かぶのに
やっぱり母さんはどこにも居なくて…

涙を流しながら話をする父の姿…
これがやっぱり現実なんだね…


父さんはよく言うの

『 もし術後本当に全身麻痺になったら
いくらでも一緒に逝ったのに…
ひとりぼっちで…ほんとに馬鹿だよ 母さんは… 』
って

涙が止まらなくなる…


夏が嫌いになっちゃったよ…




大好きな紫陽花

今年も綺麗に咲いたよ…

見えてる?

母さん


会いたいよ…