「春は嫌いだな… 」


「心がついて行かない…やだわぁ」

良く言ってたね

なんで?って問に
ぬくぬく暑くて気持ち悪いんだもん…


それを信じてた私


違うよね…

この30年
おばぁちゃんの自死からずっとずっと
この気持ちに苦しかったね…

しかも祖母が自死したのも4月…
街中が浮き足立つ季節が真逆の気持ちで過ごしていた母

桜も切ない気持ちで見上げていたんだね

今はね、私も春が来るのが怖い
季節のうつろいがこんなに
辛くて怖くて苦しいなんて…
時間の流れは残酷


やっと冬に慣れた

やっと慣れたのに
もう春が来ようとしてる

苦しい泣

動悸がしてどうにもならなくなる
不安でじっとしていられない…

母さん

今なら分かってあげられるのに…

分かってあげられるのに母さんは傍にいない
母さんの死で気付いた 
なんて皮肉なの…

こんなん何の意味もない

救いようが無い

虚しい虚しい虚しい…

どんなに自分で気持ちを盛り上げたって

止まれば虚しさでペシャンコ

突き落とされる

救いが何処にもない…



愛する人の最期の送りかた
看取り方
別れ方
さよならの仕方は

その先を生きていく
遺された者の為のもの
私は心底思った


そこからを
どう生きられるかは
そこが全てなのかもしれない…

大事な人達を見送って来て
改めて…  

はじめてかな…
思った


自殺で喪う…
絶望感…  
喪失感

想像も出来ない
自身の気持ちに更に苦しい…

やり場のない
身の置き所のない

気を抜けば途端に戻されるこの感じ
一気に海の底みたいな


答えの無い死への受け入れ難さ

あの日のまま
止まったまま


この別れの特殊さは全国の自死遺族の会
の多さが何より物語ってる気がする…

同じ思いをされてる方がそれだけ沢山居る…

すぐ側にも居るのかな…
耐えてる人

通じ合えたら良いのに…

一緒に泣きたい…


今は一人で泣くのが怖い…




こんな気持ちと生きるって
容易な事じゃないね…

私はどうすれば生きたいと思えるのかな

何かを見つけなきゃ…