新生活にも慣れてきた頃、子どもが初めて熱を出した。
慌てて主人に電話をし、夜間緊急病院へ。
夜中ずっと抱っこをして朝が来るのを待った。
次の日には熱も下がり機嫌も戻ったが、今度はわたしが風邪をひいてしまった。
ただ、耳の後ろがとても痛い。
頭痛かな、中耳炎かな、リンパ?鼻水のかみすぎかな...内科を受診した。
「耳掃除のしすぎで外耳炎になってるね」
医師に言われた。
耳掃除そんなにしてないけど...まぁ医者が言うんだからそうだろう。
しかし薬を飲んでも痛みは消えず、痛くて眠れなかったので鎮痛剤を飲み、冷えピタを痛いところに貼って寝た。
翌日も痛みがひどく、子どもの耳鼻科ついでに自分も受診した。
「中耳炎だね...鼻をすすらないように」
今度は中耳炎か。薬ももらえたし良くなるといいな〜と思いながら家へ歩いていると...
(なんか左目が乾く...風強いからな...鏡...あれ?ウィンクできてない?)
左目を閉じようとしても閉じられなかった。
(とりあえず喉渇いた...なんか飲もう)
お茶が口からこぼれた。
顔の左側に違和感を覚えた。
例えるなら歯医者で麻酔をしている感じ。
わたしは不安になり受診した耳鼻科に症状を伝えると、急いで来るよう言われた。
そして言われたのは
「顔面神経麻痺だね。うちでは治療できないんだ。大きい病院紹介するから今日中に必ず行って!先生には電話をしておくから。」
(顔面神経麻痺?なにそれ?すぐ治るんだよね?とりあえず行くか...あ、授乳しないと...)
わたしは事の重大さに気づいていなかった。