ワジ・・・ごめん

タイトル、マネっこしちゃった  



この夏、あたしにとって、そして地元の仲間にとってとても大きな出来事がありました。

やっと、じんわり実感してきた大きな出来事。



今のこの気持ち・想い・何があったのかを忘れないようにBlogに綴ろうと思います。

(すごく、長いです)





8月12日



親友のヒイコが亡くなりました。

癌でした。

小学校からの友達で、30歳という短い人生でした。





ヒイコの癌を知ったのは1年半くらい前のこと。

もう1人の親友、カナからの電話ででした。


「落ち着いて聞いて。ヒイコが癌で入院した。」

すごい小さな声で震えてるカナの声に、頭が真っ白になりました。


そのときで、すでに3ヶ所の癌

脊髄・子宮・すい臓・・・・



慌ててヒイコに連絡して、返ってきた返事は

「ビックリさせてごめんね。大丈夫やから。」



どうして謝るん!何が大丈夫なん!?

横浜という場所が、すごくすごく遠くに感じました。



ヒイコは「みんなには言わないで欲しい。」とあたしとカナ・もう1人の親友カオリに言いました。


「みんなに心配かけたくないから・・・

 絶対に治すから!!!みんなには内緒にしといて。」



その言葉を尊重して、あたし達3人は誰にも言いませんでした。

(1人だけ、半年くらい経ってからワジには言ってしまったんやけど。 

 ヒイコ、約束守れなかった・・・ゴメンね)



その日から、ヒイコは抗がん剤治療を一生懸命頑張りました。

体力も落ちるし、体もしんどくなるし、髪も抜ける。



でも、お見舞いに行くと、いつも通りのヒイコでケラケラ笑って

「医療用のカツラが出来たの!見て見て!」と、

ロング用・ショート用・ニット帽用のカツラをファッションショーの様に見せてくれる。



タカに子供が産まれたよ

セージに3人目が産まれるんやって

ジンが・・・・

シミが・・・・

ナホが・・・・

マミカが・・・・モーリが・・・・ケンタロウが・・・・アッチャンが・・・・ワジが・・・・


みんなの話をお腹かかえながら笑って聞く、ヒイコ。




横浜にいる間も、カナとカオリがちょくちょくお見舞いに行ってて

あたしに状況を説明してくれる。




そして、去年の年末。

お医者さんも驚くくらいの回復力でヒイコ退院。


癌の数値も普通の人と変わらないくらいになり、

アタシのお家に来て、アタシのmamaにも笑顔で話してました。


「あたし、やりたいこといっぱいある!

 まずは、美味しいもの食べて、お買い物に行きたい!

 こんなに早くよくなると思わんかった・・・・

 こまゆ達が励ましてくれたお陰や。ありがとう。」


そう言って、こらえてた涙をポロポロ流しました。


ヒイコが癌になってからヒイコの泣き顔を見たのは2回だけ。

この日と、入院を知って初めてお見舞いに行ったとき。

お母さんの話をして、お母さんが心配やと言って泣いてました。



たったの2回だけ。

あとは、会うたびに笑って話してたヒイコ。



抗がん剤治療で痩せてしまった体で、彼女の言った言葉は

「痩せんと分からんと思うんやけど(笑)

お尻のお肉なくなると・・・ずっと椅子に座っとるとお尻痛くなるんやってー!

こんなに痩せたこと人生で初めてやし、今洋服買うのがめっちゃ楽しいっ♪」


ケラケラ笑って話すヒイコの顔が最後の笑顔になってしまいました。




そして、夏に金沢帰る前に同窓会とBBQのメールをしました。

返ってきた返事は

「実は、再発して今入院中ねん。心配かけたくなくて・・・

 同窓会もBBQも行きたいから、体調と相談してギリギリで決めるね。

 それまで、みんなにはうまいこと言っておいて!」


「分かったよ!頑張れ!絶対に行けるよ!待っとるしね!」



このやりとりがヒイコとの最後になってしまいました。




12日の19時。

カナと一緒にご飯を食べに行こうと合流。

ヒイコと3人でよく行ってた雑貨屋に入って3分もたたないうちに、カナの携帯に着信がありました。


「あっ!ヒイコからや!

 もしもーし!・・・・・・・・・・・・・・・・・・えっ・・・・・・・・イヤです・・・・・・・・・・・イヤ・・・・・・・・・・」



ヒイコのお姉ちゃんからでした。


カナが震えて話してる横で、アタシは全てが分かってしまって。。。

まだ電話が終わらないカナの横で膝から崩れ落ちて泣きました。



そのあと、2人で言葉もかわさず泣き続けて。

mappyの「どうしたの?」と頭をなでてくれる手の暖かさで我に返りました。



とにかく、みんなにきちんと話しんなん!

今までみんなに言わずに、みんなに会わずに頑張ってきたんやから

最後くらい1人でも多くの人に会わせてあげんなん!



カナと手分けして1人ずつに連絡をしました。



正直、このときの記憶があんまりありません。

きちんと説明出来てるのか、今誰と話してるのか、なんだか機械的に話してた気がします。



でも、覚えてるみんなからの言葉は

「何で!? 嘘やろ!? 何で教えてくれんかったん!?」




ヒイコには病気のこと言わないでって言われてたけど

本当は言ったほうがよかったんじゃないか。

みんなにしたら、いきなりすぎる出来事で・・・アタシ薄情ものなんじゃないか。

そんなことばっかり考えてしまって眠れない夜でした。



お通夜もお葬式も、みんなが驚くくらい沢山の人が来ていました。




お葬式の間も、なんだか誰の葬儀に来てるの?アタシ・・・・って感じで。

ヒイコの死を受け入れられないって訳じゃなくて。

でも、実感がなくて。

お葬式も夢のような、現実じゃないような。


葬儀中、ヒイコとの楽しかった事を思い出して、笑ってしまったりなんかも出来る自分がいて。



お盆というみんなが集まりやすい時期を選んで、

訃報も、カナとアタシが一緒にいるときを選んで、

どこまで気つかいいねんて!って笑えて。




でも、顔を見ると胸が苦しくて、涙がでてくる。




この2日間は、あっという間で不思議な2日間でした。



ヒイコは最終的に癌が全身にまわり、脳にまでいっていたそうです。

最後は会話もままならない状態だったのですが、脳に癌がまわったことで

痛みや苦しみを感じずに最後を迎えられたようです。


最後の最後まで、自力でトイレも行っていたヒイコ。




本当に負けず嫌いで、頑張り屋で。

和裁が全国で1位を取ったこともあるくらい上手で。

バドミントンもめっちゃ上手くて。

明るくって、死んじゃうんじゃないかってくらいひき笑いで笑って。

時には、毒を吐いたりして。

声が頭のてっぺんから出てるんじゃないかってくらい高くて。

友達思いで、気つかいいの優しい子。


本当に大好き。




モーリが言ってた

「人は最後のときに、その人の人生がいいものであったか分かると思う。

 オレはヒイコが羨ましいなーって思った。」


カナが言ってた

「ヒイコが命の大切さを教えてくれたね。」


カオリが言ってた

「まだなんとなく受け入れられんけど、いつもみんなの近くにいると思うから。

 これからも、みんなんで楽しくあつまろう!」


タカが言ってた

「ヒイコと同じ時代に生まれて、同じ土地で出会えたことってホント奇跡みたいな確率や。

 すげー意味あることやと思う。オレらしか知らんヒイコの思い出大事にしんなんよな。

 ヒイコが生まれた意味をオレらが出していかなあかんよな。」


ジンが言ってた

「夏はみんなんでヒイコに会いにいこうぜ!」


マミカが言ってた

「いろんな事を感じた夏やったね。一回一回を大事にしないといかんよね。」


シミが言ってた

「ヒイコと共にずっと変わらず仲いいバカ達でおらんなんな!」


ナホが言ってた

「いつも笑っとったよね。ヒイコの顔は笑顔しか思い出せんわ。」


ワジが言ってた

「強く生き抜いたよな。
たくさんの人にヒイコ自身が渡したものって大きいから
俺らがもらったものを誰かに渡していかないといけないね。」





もっと会いに行けばよかった・・・・

もっと連絡すればよかった・・・・
悔やまれることは多いけど・・・でも


ヒイコとの楽しすぎるくらい楽しかった思い出は、もっともっと沢山ある!


だから、悲しいとか辛いとか言わない。


ヒイコも絶対に、辛い顔のアタシ達は見たくないはずやから。



去年のアタシのお誕生日にヒイコがメールをくれました。

「人生何が起こるから分からないから、毎日を大切にしてね。」



ヒイコが残してくれたことを胸にして

毎日を丁寧に生きていきたい。