この階段、幾度歩いたことだろう。
幾度となく、ふたりで。
それが、ひとりで歩くようになって・・・
この写真は、初めてひとりで歩いたときに撮ったもの。
あれは、5月のことだった。
そして今朝、最後を迎えた。
だけど、この先の私の人生の中で、
もう2度とフランスに来ることがない なんて、
ありえないことになった。
そして、この場所に来ない なんてことも、
もはや 考えられない。
だから、また絶対に 訪れる場所。
でも、それが何年後になるんだろう・・・って
考えると、とても悲しくて さみしくて。
パリ モンパルナスから幾度となく行き来した電車の中で、
まぶしい朝の光を浴びながら、
気持ちが沈んでしまった。
でも、お別れじゃない。
後悔する点はたくさんあったけれど、
これから続いていくし、築いていくんだもの。
私の成長にかかっているから、
だから がんばる。
最近まで、日本に帰国することや、
東京に戻ったら待っているたくさんのことが、
とても怖かった。
やっぱり私は parisが、心から 好きだから。
毎日 素直な気持ちで自然に生きて、笑って、
小さな発見があって、幸せを感じている。
何より、「生きている」という感じがする。
parisから離れたくない・・・と、思っていた。
でも昨日、ふと気がついた。
今まで「場所」のせいにしていたけれど、
問題は私自身にあったのだ、と。
きっと、今なら
東京に戻っても どこへ行っても、
楽しく暮らしていけるはず。
そんな自信が、湧いている。
いつもひとりだと思って とんがったり、
肩に力を入れて、眉間にしわを寄せていた、
今までの私とは、違うから。
たくさんの愛情と、笑顔と、
心からの素直な美しい言葉をもらって、
飽和していた私の心が、いつも満たされなかった心が、
今はとても満たされている。
毎日、とても幸せ。
だから私はもう、迷わない。
日本に帰国したら、
素直な気持ちで、自然体に、
新しいスタートを切るのです。
失うものを恐れるよりも、
大切なものを守りたい、と
今はそんな気持ち。
