帝王切開後、の話がそのままでしたねえ。
覚えてたけど、なかなか書けなくて。

で、つづき。

帝王切開後。
チビ太はものすごく足の力が強くて、寝ながらおっぱいを
あげててもドカドカ蹴っ飛ばしてきたりした。
ちょうど足があたるのが傷のところで、痛い痛い。

治ってきたらきたで、傷が盛り上がってしまってケロイドに
なってしまい、おなかにミミズのようなあとが。
そしてこのミミズがかゆくてかゆくて!!
術後2年2ヶ月、今もまだかゆい。
これ本当に地味に辛くて、場所が場所だけにおおっぴらに掻けないし!

そしてたぶんだけど、膀胱と子宮がくっついてしまっている。
(正確には開いてみないとわからないけど)
おしっこすると下腹部が引っ張られる感じがするのです。
と、産科の先生にいったら癒着してるかもしれないから次の帝王切開で
はがしてもらいなさい、といわれた…。。。。

わたしは母も帝王切開で、母は子宮筋腫でもう子宮摘出をしてしまって
いるのだけどそのときも癒着がひどくて大変だったってDrが言っていた。
そういう体質親子なのかも。

そんなわけで、帝王切開、いまでも尾を引いています。
その体へのダメージも、嫌だった気分も。

でも何よりも嫌だったのは、経膣分娩をしたひとからの
「帝王切開?いいなー、痛みを知らないなんて!」
という心ない言葉。
陣痛の痛みを語り合う女友達の会話。

もう最近は大分慣れたけど、
「できるんなら帝王切開にしてほしいよー、わたしも。」とか
「(陣痛の)痛みに比べたら帝王切開なんて超楽じゃん!」とか、
「痛みに弱いから帝王切開してくださいって先生にお願いしたんだけど
 ダメだったんだよね。笑」とか。

わたしは陣痛を全く経験していないので、
「陣痛の痛みはわかんないけど、帝王切開も結構痛いんだよ…。」と
控えめに言ってみても鼻で笑われたり。

あとは、
「帝王切開って保険効くんでしょう??
 絶対普通分娩よりお得だよね!」
とか。
うー。今思い出してもちょっとムカっ。

陣痛を知らない、下から産めなかった、というのが女性として
欠陥があるからだと言われているようだった。

「初産なら陣痛大変だったでしょう?」
とよそのおばさんに聞かれて、
「帝王切開だったので。」
と答えたら
「あら~じゃあ楽してよかったわね!わたしのときはね…」
言われたり。

産んだあとしばらくは本当に傷ついた。
まあ、マタニティブルーというものもあるだろうけどね。

帝王切開をして、そのこと自体、ということ以外に
何より周りの反応に傷ついたひとってきっといっぱいいるんだとおもうの。
なので、これを読んだ方は帝王切開した経産婦さんのなかには
複雑な思いを抱えてるひともいるんだな、そしてトラブルもあるんだな
ってことをちょっと知っておいてほしいなとおもいます。

わたしはと言えば、次も帝王切開だよなあとおもうとかなりブルーですが
(痛いから…。。。。)どこかのサイトで、

「帝王切開は赤ちゃんが引き受けるリスクをすべてお母さんが
 引き受ける、立派な出産方法の一つです。」

というのを読んで、そうか、そういう考え方もあるなあとすごく嬉しくて
今はもうそんなに嫌だという気持ちはないかな。

でもまあ、そういう気持ちになったということの、メモ。

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帝王切開の部屋

というサイトがあります。
帝王切開後、しばらくは落ち着かなくて検索していて
たどり着いたページ。
大切なのは、産み方より育て方。そうおもえるように、と
開設されたHP。
もうしばらく見ていないし、もう見ることはないかもしれないけど
こんな風にサイトが立ち上がって、訪れるひとが多いんだぞってことも
知ってもらえればなあとおもいます・・。