出産経過、ずいぶんと滞っていました。
チビ太が生まれて1年と4ヶ月。
ずっと、自分の出産というものに納得ができていなくて
続きを書くのが辛かったのです。
実は今もあんまり思い出したくはないけど、でも受け止めて
次に向かわないとなあ、と思って掘り起こしてみることにしました。

さてさて、はじまりはじまり~。

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前日の夜のつづき。

陣痛がどうやら始まっている、ということで
先生から試験分娩をやってみて、ダメなら帝王切開にしましょうと
言われた。

先生に
「あのう、児頭骨盤不均等ってわかって試験分娩する妊婦さんって
 他にもいたんですか?」
と恐る恐る聞くと、

「うん、いないね!!」
と明快なお返事。結構ショック。

っていうか、もうちょっと気を使ってほしい、あのDr。

ということで、入院しましたよ。

そして、メトロというやつを子宮口を開くために入れる。
オットは一度帰宅。

ベッドに転がっていると、助産師さん登場!
なんか金属製のバットのようなものに見るも恐ろしい感じの
銀色の器具たち。
ううう。怖い。

「じゃあはじめるから、トイレに行きたかったら行って来てね!」
といわれてまずお手洗いへ行って、処置開始。

説明どおり、固く閉じている子宮口を無理やりあけて、
その口のところに水風船を入れて水の圧力でちょっとずつ
子宮口を開いていく・・・。のですが。

この子宮口に最初入れるその処置が!
ものすごく気持ちわるい!
なんというか、中から突き上げられるような感じ。
むかむかした感じと、鈍い痛みが続く。
目をつぶって息をなるべくゆっくり吐いて、おなかに力が入らないように
しながらなんとか耐えた。

まあ、どう考えても手探りでやってるわけだし。
見てたら、車のジャッキをまわすような感じの動作を
してたから、本当にこじ開ける、って感じだったんだろうか。

風船を入れたあと、水がきゅっと入ってくる感じがした。

「じゃあ、これで3時間くらい置きますね。」
といって助産師さん退場。
オット登場。

陣痛がついた時用に、たくさんの飲み物と
帝王切開の時のためにウィダーインゼリーをたくさん。
姿を見たら、悲しくて目がウルウルした。
でも泣いても仕方ないし、できることはやろうと思って
産院の階段をひたすら上ったり降りたりした。
たぶん相当回数のぼっておりて、ってした。
上り下りに疲れたら、階段の上のほうでスクワット。
この時点で22時くらいだったかな。

トイレに行って用を足すのが怖かった。
水風船のさきっぽがでてるので、力を入れると
抜けちゃうのかな、とかなんだかいろいろ心配だったし、
むりやりあけてるから出血が続いてたし。

また助産師さん登場。
一階の処置室でまた、同じように子宮口を広げて、
水風船をまたすこし膨らませていく。
気持ち悪い。

戻って、バランスボールにのっていたら
最悪なことに水風船抜ける。
助産師さんを呼んで、また同じ処置。

終わって階段に行こうと思ったら、助産師さんから
「もう明日に備えて休んだほうがいいよ。」
といわれたのでおとなしくベッドへ。
オットはソファで仮眠。

3時ごろ、また助産師さんが登場。
もうこのころにはかなり助産師さん登場が恐怖。笑
同じ処置。
5センチくらい広がってるよ、でも降りてきてないから
まだわかんないね、とのこと。

この夜中の処置のあと、ちょっとおなかが張って痛くなる。
オットに背中をさすってもらうが、オット、睡魔に負けて
寝てしまう。悲しい。
1人でいたいのをガマンする。でもなんだか落ち着いてしまった。

オットはこの日あわてて旭川から駆けつけてくれてたんで
疲れてたんだよね。でもちょっとムッとした。


朝6時、朝ごはん。
食べたような気がする・・・。憶えてない。
朝の8時以降は帝王切開に備えて絶飲食。

助産師さんの、
「もし陣痛ついても、のどかわいても水分取れないから
 それがきついかもよ。」
というシビアな言葉にぞわっとする。

朝ごはん終わって、下の分娩用の部屋へ移動。
まだこのときは普通分娩できるのかなあと期待してた。