自宅でできる！セルフコンディショニング

vol.12　扁平足障害予防　編　Part3.

　前回に引き続き「扁平足障害」予防のためのコンディショニングです。「扁平足障害」とは厳密にいうと、足に問題が出てくることではなく、身体を支える足部の機能が、何らかの原因で失われることで、機能を補うために足首や膝、腰部の痛みから肩、首の痛みなどを引き起こすことがあります。人間のカラダの動きは全身が連動しているのでケガの予防としてのケア、そしてカラダづくりが大事です。

＊今日の一言＊

「人生における大きな喜びは、『君にはできない』と世間が言うことをやってのけることである」byウォルター・バジョット（経済学者）

股関節のストレッチング

やはり、身体の幹の部分となる体幹部そして体幹部のつなぎ目である股関節の動きを整えておくことはとても大切です。上半身をしっかり支えてくれるのが、お尻の部分。腰痛予防にも効果的なストレッチングです。

１）写真のような姿勢で、膝を挟んで両手で上半身を支えます。

ポイントは、背中を起こす（胸をすこし張る）こと。背中が真っ直ぐになると、股関節と下っ腹がくっつく感じになります。

２）頭は下げないように、斜め前に視線を。

頭を下げると背中が丸くなりがち。胸を膝に近づけるような意識で上半身を倒していきましょう。膝にドカンと上体を乗せる、というよりも”お尻で支える”感じです。

股関節（お尻）〜膝の外側あたりをジワーっとストレッチング。

クラムシェル（お尻のトレーニング）

１）スタートの姿勢づくりはとても大切。写真を参考に。ポイントは肩が潰れないこと。肘で床を押して、上半身を支えましょう！

２）膝を開いていきますが、上体がブレないように、上側の手で安定させましょう。

お尻の筋肉で、膝を開く。10回×左右３セット。

＜まとめ＞

クラムシェルは、膝を開く動きを起こすお尻の大事な筋肉です。膝が内側に入るX脚のアライメント（骨構造）の人に、扁平足が見られる傾向も確認しています。ストレッチングで硬くなった股関節の筋肉を緩め、トレーニングで筋肉を動かし、強化する。男女問わず、股関節を様々な方法で動かして、自分のためのセルフコンディショニングを見つけてみてくださいね！

＊先週の「自宅で出来る！セルフコンディショニング」vol2.に

動画を追加しました！

扁平足についても説明していますので、ご覧くださいね

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#71 「自宅で出来る！セルフコンディショニング」vol.12