昨日、娘の成人式でした。
家出?中の娘は、成人式には帰ってきました。
きもの通の母は、オークションで安い反物を買い、いとこに仕立ててもらいました。
ピンクが映える娘ですが、今回はブルーに挑戦し、でも柄はピンクです。
目立つようにと(笑
娘は、中学から登校拒否でした。
小学校時代は、誰の子供と思うくらい社交的で、輪の中心にいて、みんなを楽しませていました。
笑顔が、親ながらに、とっても素敵でした。
ところが、中学で、トラブル発生が続きます。
ひとつは、部活の選択です。
パソコンで、亀有の漫画の声優さんとメルトモになったのをきっかけに、声優に興味を持ってしまいましたので、放送部を考えたようです。
もうひとつは、小学時代、バスケットのスポーツ倶楽部に入っていたので、そちらも気になるところで、悩んだようです。
結果、友達と一緒と、放送部を選択。
だが、やっぱり、スポーツにも未練があれ、部活の変更届くをだすが、当時の男性担任の方針で、却下。
親も交渉するが、男性担任は、一度決めたことに責任をもつようにと、部活変更をさせてくれない。
もんもんとした、中学生活が始まる。
ずっと交渉して、やっと部活変更を受理したのは、3学期になってから・・・
「1週間やって、出来なかったら、戻ること」が条件???
約1年間バスケを休んでいたものが、1週間でできるわけ無いでしょ、と親の弁
(親の私は、、スポーツ大好きで、社会人になっても続けていたので、やめたら出来なくなるのは
十分に承知していた)
だが、娘は、1日でギブアップ。
バスケのスポーツ倶楽部に入っていたことのある娘は、同級生に「選手枠がなくなるから来ないで」と拒否をされたらしい。
不器用で、もともと上手でなかったので、選手になれるような素材では無いのだが、友達の拒否は辛かったと思う。
もうひとつのトラブル
私の仕事中に、「パソコンが壊れた。明日から学校に行けないと」???
パソコンは、私のノートパソコン。・・・私が泣きたいのだが・・・なんで娘が騒ぐ???
パソコンに、メルともアドレスが入っている。
悩みをメルトモに癒してもらっていた。
もう、癒してもらえないから、明日から学校に行けない。
???
理由を聞くと、学校の先生が「ばか」という。
もっと聞くと、ある男性の先生が、
「こんなのもわからないのか、ばか」というらしい。
なので、学校へ行けない。
そして、本当に次の日から、登校拒否が始まったのです。
実は父親は、「ばか」を連発する人だった。
小さい時に別れているが、赤ちゃんの時に耳に入っていた言葉は、子どもの将来に直結します。
「ばか」という言葉は、娘には意識しないところで、娘の心のなかで、拒否する言葉になっていました。
結果、3年はその先生の授業にでないで、なんとか、中学を卒業させてもらった次第です。
もう、あの笑顔の社交的な顔とは、考えられない姿でした。
何事も出来ないような閉じこもり状態ではあったが、いつ、何かをやりたいと思うこともあると思って、その時に中学しか出ていないことで、さらに嫌な思いをしないように、高校だけは出るように強要しています。
高校も無理な状況だったが、お金を払えば入学できる高校に入学になったが、
やっと行く気になったのに、入学の日に、名前を呼ばれなかった、というトラブル発生。
私も、順番がきても名前が呼ばれなかったので、ビックリしました。
もしかして、入学が許可されていなかったのかと、不安になりました。
若い先生が、気づいてくれて、担任の先生に注意をして、後から名前を呼んでもらった次第です。
この時の娘の気持ちを察すると、「またか~」との思いでした。
熱血の男性の担任の先生。
「ばか」という男性の先生に怯えているので、配慮してほしい。
社会に出るために、アルバイトをさせたいので、許可してほしい」、と手紙を書いたのだが、逆になって目を付けられるようになってしまい、干渉がおおくなって、また高校に行けなくなりました。
同系列の校舎が別にあったので、そちらに転校をしたいとの娘からの話で、
別校舎に電話で相談、なぜか、相談に来るかもと教頭先生からの弁。
教頭は、担任の先生を調べてしっていた。
そのままを難しいと思ったのか、別の自由学校を紹介してもらって、退学となる。
学校に置いてあった荷物は、別校舎の先生に、取りに行ってもらい、部活の道具は、同級生に持ってきてもらい、なんとも不思議な退学でした。
知り合いには、訴えたらとの意見もあったが、病んでいる娘をそっとしておくために、次のステップにすすみ、単位で高校が卒業できる、北海道芸術高等学校に入学する。
1週間に1日の登校で、あとは、レポートで単位取得。
なんとか、この高校を卒業させて貰ってからは、悩みを共有できるひとのところで、生活をしている。
周りからは、甘すぎると言われるが、本人の気持ちは本人しかわからず、将来生きていかなければいけないのは、本人のちからしかない。
自分で生きられる力は、自分で見つける。
まだまだ、若いから、時間はいっぱいある。
親としては、ずっと見守り、いつでも受け入れられる居場所をつくっておきたいと思っている。
成人式だと言って、帰って来るのは、まだまだ子供。
こちらの友達と、一緒に振袖で写真をに収まれるように、配慮したのでした。
どんな気持ちでいるのかは、分からないが。
いまだ、無職。
自立できることに応援しています。