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なんと、1年近くも時間が経ってしまいましたが、、時差投稿過ぎる、昨年6月に観たロイヤルシネマの簡単な感想を。

【振付】マリウス・プティパ/レフ・イワノフ
【追加振付】リアム・スカーレット/フレデリック・アシュトン 
【演出】リアム・スカーレット
【美術・衣装】ジョン・マクファーレン
【作曲】ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
【指揮】マーティン・ゲオルギエフ
【キャスト】
オデット /オディール:ヤスミン・ナグディ
ジークフリート王子:マシュー・ボール
女王:クリスティーナ・アレスティス
ロットバルト:トーマス・ホワイトヘッド
ベンノ:ジョンヒュク・ジュン
ジークフリートの妹達:レティシア・ディアス、アネット・ブヴォリ
小さな4羽の白鳥:ミカ・ブラッドベリ、アシュリー・ディーン、前田 紗江、ユー・ハン
大きな2羽の白鳥:ハンナ・グレンネル、オリヴィア・カウリー
スペイン王女:ユー・ハン
ハンガリー王女:ミカ・ブラッドベリ
イタリア王女:前田 紗江
ポーランド王女:桂 千理

収録日:2024年4月24日




今回のROHシネマ「白鳥」主役は、ヤスミン・ナグディとマシュー・ボール。

大好きなこの2人で、大好きなリアム版「白鳥」を観られる幸せ、、!♡

わたしはヤスミンの精確でクリアでクリーンな踊りが大好き。

マシューは踊りが素晴らしいことはもちろん、美しくどこか憂いを帯びた美しい瞳が、この版のようにドラマ性のある「白鳥」の王子役にぴったり。


幕間のインタビューで、「オデットとジークフリートは、2人とも全く違う意味で同じ囚われの身という共通点がある」というヤスミンの話に納得。

2人とも自由や解放という同じものを求めているのよね。


初演時に観たときから大好きなこのプロダクション。

今回音楽性の素晴らしさにも改めて気づけた。

振付と音楽の完璧なまでの調和!!

しかし要所要所の音楽が、以前よりゆっくりに感じたのは気のせい?(じゃなかったとしたら、指揮者によるのか、たまたまこの日がそうだったのか、意図的に初演の頃とは変わったのか)


1幕の王子のソロは、本当に素晴らしい振付。

そして大好きなパ・ド・トロワ。

王子の妹役は、明るく魅力的なレティシア・ディアスと、美人で高貴な雰囲気のアネット・ブヴォリ という異なる個性の2人。

ベンノ役はジョンヒュク・ジュン。

今回はジークフリートとベンノの間に友情や絆が見えるところまでは正直至らなかったけれど、まぁこれは実際のダンサー同士のオフステージでの関係性や距離感も影響するだろうからね。

わたしのNo. 1ベンノは、きっと永遠にアレックス(アレクサンダー・キャンベル)だろうなぁ。


大好きな2幕の白鳥達もとても素晴らしく、音楽はもちろんフォーメーションも全てが美しかった!!

白鳥のコールドが永遠に世界でいちばん好き♡♡♡


2幕も3幕も、オデット/オディールのパ・ド・ドゥはとても美しく、いつもながら2人の信頼関係が感じられるパートナーシップも素晴らしかった。

それぞれのソロも含め、技術も正確さも音楽性も完璧で、本当に素晴らしいクオリティ。

白鳥も黒鳥もどちらも大好き♡


4幕のヤスミンのオデットは、ただただ悲しいという感情だけで、王子を責める気持ちはなく、悲しみの中にいながらも愛する気持ちは変わらなくて。

だからこそ彼を許せるんだと思うけれど、そう考えるとオデットってとても成熟した女性なんだなと思った。

それとも、真実の愛に出逢ったからこそそうなれるのだろうか。

そんなことを思いながら最後のパ・ド・ドゥを観ていた。


4幕の白鳥達も大好き。彼女らはただの白鳥ではなく、それぞれが一人の人間で、一人の女性なんだと思わされる。

特に、大きな白鳥達が嘆き悲しむオデットの手を取るところ、身投げしようとするオデットを死なせまいと立ちはだかるところは毎回胸を打たれる。。(もしわたしがその白鳥役のダンサーだったら、きっとリハや本番で泣くと思う笑)

凛とした白鳥達がみんなでロットバルトに向かって行くシーンも良い!

この版に限らず、4幕は白鳥達の強さを描いている演出が好き。


今回は幕間の映像で、衣装にスポットライトが当てられたのも嬉しくてとても興味深かった。

衣装のディテールまでよく見えるところもシネマのいいところ。


本編が始まる前の冒頭、スクリーンにリアムの写真が何度か映し出され、ケヴィン(・オヘア芸術監督)やギャリー(・エイヴィス)さんやラウラ(・モレーラ)によって、彼の振付の特徴やその素晴らしさが語られるのを見ながら、わたしは涙を堪えるのに必死だった。

どうか、ロイヤルにはこのスカーレット版を末永く上演し続けてほしい。

そしてこれからも様々なキャストでたくさん観たい。

ロイヤルシネマでそれが叶いますように!