coco♡mi blog

今年もあと3ヶ月弱、、、汗
今年観た舞台の記事は今年中に書くことを目標に、5月に観た新国の「バヤ」の感想から。(遅っ)



【振付】マリウス・プティパ
【演出・改訂振付】牧 阿佐美
【音楽】レオン・ミンクス
【編曲】ジョン・ランチベリー
【指揮者】アレクセイ・バクラン
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団
【キャスト】
ニキヤ:小野 絢子
ソロル:福岡 雄大
ガムザッティ:直塚 美穂
ハイ・ブラーミン(大僧正):中家 正博
ラジャー(王侯):趙 載範
マグダヴェヤ:福田 圭吾
トロラグヴァ:清水 裕三郎
アイヤ:今村 美由起
ジャンベの踊り:奥田 花純、五月女 遥
黄金の神像:奥村 康祐
つぼの踊り:渡辺 与布
影の王国
第1ヴァリエーション:五月女 遥
第2ヴァリエーション:池田 理沙子
第3ヴァリエーション:飯野 萌子



1幕

ニキヤの登場のシーンで小野さんの差し出す一歩一歩から、アテールでもポワントでも完璧に美しいアンディオールにうっとり、、♡

しなやかで美しく、たおやかという言葉がぴったり。

セパレートの白い衣装も煌びやかでとても綺麗。

福岡さんとは久しぶりに見た気がするけれど、やはり長く組んできたパートナーシップが見えて、ニキヤとソロルの関係性により説得力が感じられる。


ジャンベの踊りは、ヴェールを持って踊ったりフォーメーションを変えたり、後ろ向きにはけたり、色々な意味でかなり難しそう、、

奥田花純さんはやっぱり素敵だった。


ガムザッティ役は、昨年ソリストに昇格した直塚美穂さん。気高く気の強そうなイメージが合っていると思う。

彼女は結婚に憧れを持ち、ソロルはきっと素敵な人に違いないと思って恋に恋しているお嬢様。と想像しながら観ていた。



2幕

壺の踊りの渡辺与布さんが、本当に美人でくるくる変わる表情も可愛くて、女優さんのよう。

先日退団されたのはちょっと残念。



ブロンズアイドル役は奥村康祐さん。

お顔がほぼわからないけれど笑、豪華な配役!

この役はどちらかというと力強いパワー系のダンサーが踊るイメージだけれど、奥村さんは持ち前の軽やかさと爽やかさを感じさせるブロンズアイドルで新鮮だった。

高度なテクニックもクリーンで、簡単そうにさらりと踊っていたのはさすが!この幕で一際大きな拍手だった。


パダクシオンは、全員綺麗で素晴らしかった。

結婚式のシーンだし、このシーンの女性達の衣装がとても綺麗で、色合いも可愛くて好きだった♡

パダクシオンからのグランパドドゥが、踊りも音楽も大好き!ソロルとガムザッティ、それぞれのソロも大好き♡

福岡さんは舞台での存在感が素晴らしく、直塚さんはロシア系らしいダイナミックで強さのある踊りがガムザッティにぴったりで、特に高いアラベスクがとても華やかで綺麗だった。


スネーク(花籠)のニキヤのソロ。

小野さんの目線、表情、身体の使い方、踊りの全てが超絶美しかった、、、はぁ(ため息)

途中、ソロルを睨みつけるガムザッティがめっちゃ怖かった笑

倒れたニキヤが大僧正に差し出された薬を手にし、ソロルを見上げると瀕死の恋人の前でも顔を背け、絶望したニキヤが息を引き取ると、やっと?(遅すぎる)駆け寄り、狼狽して走り去るソロル。

というわけで、幕切れのソロルはもう最悪だった笑


3幕

影の王国のバレエブランは、あの音楽と美しいアラベスクパンシェに涙が止まらず、コールド32人全員が坂を下り切るまでずっと泣いてた。(このシーンは毎回そう笑)

影のヴァリエーションはどれも違った難しさがあると思うけれど、3人とも安定感があり、技術的にも素晴らしかった!

特に新国の女性ダンサーは皆綺麗でレベルが高い、と改めて思った。



ニキヤとソロルがヴェールを持って、ニキヤがそれだけを頼りに踊るシーン(しかもそれを途中で離してピルエットを何回転もするとか)は、めちゃくちゃ難易度高そうで、見ているだけでも緊張する、、

その後のニキヤとソロルそれぞれソロがどちらも素晴らしくて、そこからコーダまで最高だった!

福岡さんはどんどん調子を上げたように見え、存在感と伸びやかさに加えてダイナミックさとキレが増し、最後のポーズも音に完璧にハマって気持ち良かった!

ラストシーンは、ヴェールを手にしたニキヤがゆっくりと一歩ずつ坂を登っていく、、それだけでもずっと見ていたいくらい、神々しく美しかった。