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面白くない話ばかりです。

「麗  花萌ゆる8人の皇子たち」韓国語タイトル「月の恋人」

わずか3日間で見終わってしまった…
久しぶりに心動かされる韓国ドラマだった。

近頃韓国ドラマを見る機会は減った。
たまに知り合いが勧めてくれるドラマを見たりしているが、面白いとは思うのだけれど「心が動く」というほど感動するものは最近はなかったかなー。

この「麗」というドラマはCMを見た限り(日本語のタイトルも含め)では、今時の少女マンガ的なちょっとふざけた歴史モノっぽく見えたので、正直あまり期待していなかった。イケメンを揃えて話題性を呼んどいて、よくありがちな1人の普通っぽい女の子をめぐって恋愛劇が繰り広げられる軽いタッチのドラマだと思っていた。

始めの数話はわりと思ってた通りだったのだけど、だんだん話が進むにつれ、軽いタッチの今風の少女マンガみたいな作品とは思えなくなっていった。
ほかの時代劇同様に、ものすごい重々しい時代劇的展開に。

韓国の時代劇は私が見た限りのものでは、どれも最後はみんな不幸になっていく展開。権力争いで周りの人がどんどん死んでいって、最後には権力を握った皇帝が生き残り、孤独を噛み締めて終わる的な感じの物が多い。
お決まりの展開といえば展開なのだが、それをどう表現し、どう締めくくるかによって作品のイメージは全く変わってくると思う。

私にとって韓国ドラマにおいては、ラストで裏切られることが多い。ここまで話を上手く展開してきたのにこの終わり方はないだろ!?という作品が数多くある。

「麗」は話の展開的に、一体どうやって締めるんだろう?これを上手くまとめるのは難しいだろう?また裏切られるんじゃないか?という思いが強く、疑心暗鬼で最終話をむかえたのだが、ラスト、すごく良かった(T_T)
久しぶりに最終話を何回も見直してしまった。そして何回も見て号泣してしまった。

現代と過去をつなぐドラマで、私が絶対的に愛してやまない作品は「仁」なのだが、仁のラストは何回見直したかわからないくらい見た。セリフ覚えるくらい見た。あれも上手くまとめたよね。

その「仁」と同じように、「麗」もすごく上手くまとめてあった。
違和感をあまり感じさせずに、現代と過去の人物の心と心が時空を超えてつながる、という部分をしっかりと描いていた。そして、果たせなかった主人公の思いを、最後の最後に夢物語のように織り込んだことで、主人公たちの悲しみをさらに強く表現することが出来たと思う。本当に素晴らしいラストシーンだった(T_T)

大体のドラマは主人公に視点を置きすぎて、特に最終話あたりになると他の登場人物の描写がおざなりになる傾向がある。
しかしこのドラマは最終話にこそ、一人一人の登場人物たちの心を丁寧に描くという事をしており、それがラストシーンを更に際立たせる要因になっている気がする。

個人的にはジョン皇子の思いが、とても切なく描かれていたのがすごく良かった。
主人公だけじゃなく、それ以外の登場人物たちにも色んな思いがあったのだいう事がしっかりと伝わってきた。

役者さんたちがものすごく良かったっていうのもある。
主人公が歌手のIUっていうのを見た時、大したことなさそう、と正直思った。でも作品を見たら、IUすげー大女優じゃねーか!とマジでビックリした。他の女優があの役を演じて、果たしてあそこまで良い作品になったかどうか?あの役はIUが演じたからこそ、作品の完成度がさらに上がったのではないか?と今は思っている。

そして何より、イジュンギがこの世で一番カッコ良いんじゃないか???と思うほどカッコ良かったし、本当にすげー俳優さんだと思った。

私はイジュンギ演じる皇帝を見て、歴史上のすべての王、もっと大げさに言うと、今まで生きては死んでいった全ての人々の心について考えさせられた。
皆んな色んな思いを…喜び、悲しみ、怒り、絶望、憎しみ、そして愛を持って生きていたのだと。そうしたら色んな人の人生について思いを馳せたい!とまで思ってしまった。歴史って学校で習うとつまらないけど、実はどんなドラマよりもドラマチックなんだなー、と改めて考えさせられるほど、イジュンギの皇帝良かったです!

私はレンタルしてきて見たんだけど、数日前よりテレビで放映始まったのよ(^^;;

すっごく面白いので、是非是非多くの方に見ていただきたいです!