私は8歳位の時に性虐待を受けました。

多分、2年位、続いたと思います。

今でもあの雰囲気、部屋、された感触は

生々しく覚えています。


私の相手、犯人は兄でした。

犯行現場は家でした。

1番、安心できる場所で、1番、信頼できる家族からの

犯行でした。

性虐待には多い事です。


あれから、50年以上、たっても傷は消えず

深く残っています。

心の傷は時間がたって、薄れていくものと

時間がたっても深く残るものがあると思います。

性虐待は深く残ります。

性暴力は「魂の殺人」と言われています。


多くの人が心の傷に苦しみ、病んでいます。

性虐待は成長過程に起こるので

木の幹の根っこの部分が傷つけられたようで

ぐらぐらするのです。


私も病気になりました。

双極性障害という病気です。

今の主治医と最初に話した時に

「あなたはその事がなければ、精神科とは

縁がなかったでしょう」と言われました。

「犯人は誰ですか?」とも。

病院の帰りに、私は号泣しました。

やはり、性虐待が原因だったのと

「犯人」と初めて、言ってもらえたからです。


40代の時は6日間、働けたのですが

今は鬱の時はひと月近く、寝込むようになりました。

とても辛いです。

今はその時期で、クリスマスもなく

寝込んでいます。

出来ることは音楽を聴く位なので

自分の傷やその後の事を書いてみようと思いました。

寝ながら、書いています。