おおきく振りかぶって(17) (アフタヌーンKC)/ひぐち アサ
¥560
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とりあえず、一年ぶりにコミックスの感想なんかをですね。
ええ、現物自体は発売当日に入手していましたが…

まあ、なんでしょう、おお振りって読み返したら読み返すたびに何か新しいことに気づいたり、
前に見たときとは違う感想を抱く作品でありますから、
この時点でまたもそもそと書き始めることに関しては特に問題はないというか…w

まあたぶん1年前に書いた16巻までの感想文をよむとまた、
いや、なにいってんのおまえ、ソレは違うだろうーなんて、
セルフツッコミしまくれそうですが、ソレはあえてそのままほっておこうと思う次第です(笑)
だってきっと、全部書き直したくなるくらい突っ込めそうです(ぁ

年月で変わってるものはなんだ?っていうと、印刷された漫画の内容が変わるわけじゃないんで、
読んでる自分の感覚や知識なんですよねえ。
おお振りに限らずですが、そういうのって面白いですよね。
まあなので…あえて我慢する。全部消して書き直したい衝動はっ(←


というわけで、17巻。


表紙はARCナイン。オータ可愛いよオータ!!
ヨシ先輩の悪党面もいいよ!

…なんて書いてたら早速、
そういやキャッチャーの子って目つきわるいとか性格わるいとか言われてる奴おおいなーとか思ってしまったですよ。

桐青の和さんもまあ捕手へのほめ言葉として性格は悪そうですし、涼君も兄貴も認めるイジワルだし…(笑)
阿部君はまあ、言うまでもなくどっちも他人に言われてましたね(ぁ

秋丸君とかいい人っぽく見られてるっぽい人のほうが少ないかな…?ああ大地君とか利央君とかも…

……あ、岩先輩がいましたね、いい人(きらん)


目次のところの春日部の選手君たちの小学生時代?が面白いですねえ。
これはどういうチームなのかなあとか…高橋君と柴君がいるのはわかりましたけど、
小学校の野球部?とかリトルとか?の練習風景?
金網の外からのぞいてるKasukabeBのユニフォームの一団は別チームっぽいですよね。
そして金網の前に立ってるのが鈴木涼君なのか葵君なのかは自分には判別不能であります(笑)

お父さんたちもこう、ええと…酒屋?八百屋?お蕎麦屋さん?…サラリーマン?とか、
なんか仕事中に抜け出してきましたっぽい感じがまた下町感満載で。

あとはええと、ボールカウントのコールの話がありましたね。
長期連載の作品だとどんな作品でも世情が作品の時代を追い越していくことってあるけど、
それに対する対応っていうのも作者さんや出版社の方針それぞれなのでしょうが、
なんだろ、あくまでも現代にフォローアップ!みたいにするために、
キャラクターが50年生きてる妖怪みたいな感じになっちゃうリアリティ出したいなら本末転倒じゃね?!

って感じの対応よりは、こういう対応の仕方のほうが好みだなって思いましたね、うん。


……早速表紙と目次だけでこんなに書いててどうするって話ですがそろそろ本編。

まあ昔色々書いたので粗筋的な部分は省略いたしまして…
今はちょっと考え違うなあってトコも山ほどあるのですが適当にちぎってはぽいしつつ…w



とりあえず春日部戦、後半。

榛名君とピッチャー交代した後のカグヤンが、チームのために動いてるのがなんかとても好きでしたねー。
なんだろ、大河君のとこいって、「絶対打てるよ、打てる姿しかみえねー!」とか言いにいくところとか。
「おお、打ってるな俺!」っていう大河君にもなんか受けましたよ(笑)
まあ試合中にネガったこと言ってもしょうがないってのはもちろんあるのでしょうけど、
どんだけポジティブなっちゃってんの、田島じゃなくてカグヤンなのに!みたいな(失礼)

基本のキホンのころから、この試合までの間に、武蔵野の子たちも武蔵野の子たちで、
いろんなものを積み上げてきたんだろうなあ…なんていまさらにウンウン、ってうなずいたりしまして…。

武蔵野ベンチをよく見れば、今西浦戦で榛名さんにお説教しまくりの一年生君たちがいるんだろうな、
とすこーし注意してみてみましたが、さすがに個体判別は不可能でした。
あ、一年生捕手の子はこの子かなあ?くらいで、うん(笑)


試合後の、モノかんがえろよ!!って榛名君と双子君たちの会話も好きですね。
考えるべきーとかどっちが正しいとかってんじゃなくてこういう、
なんだろ、おんなじことしてるのに違う取り組み方とか、テンションとか、びみょーに違う価値観とか。

そしてこう、やる気ないよーとかうち誰もできねーよーなんて言ってた榛名君も、
ちゃんと義理堅く次の試合までには涼君たちがくれた情報覚えてたりしてね。

努力は才能に勝てない、とかでもなくて、努力が一番大切、でもなくて、
どっちが絶対ってんじゃなくて努力は才能に勝ったりも負けたりもする、

どーかんがえても運がいいだけなんてこともあるし、普通に・・・みたいな、いろんな人が言ういろんな価値観が

作者さんが知ってる限り否定されずにコソッと並べられてる感じ。




阿部君の「こいつがありえねえことまでわざわざ考えてそれを俺にわざわざ言うからむかついたんだ!」の顔が修正されてて、
ちょっと寂しかったです。いやなんか、あの顔へんに好きだったので…(笑)



三橋君の「もし、阿部君がいたら通用…」あたりとかこの辺の解釈は以前書いたのと変わってないかなぁ。
三橋君が聞きたかったのは「阿部君がいたら、俺はARCに通用すると思う?」だとおもうよー!でFAです(笑)

まあほら、秋大の武蔵野戦前に三橋君が「阿部君出られるでしょ、俺、勝てる!」って言って、
あわてて頼るんじゃなくてがんばるから、なんて言うトコとか見てても、なんかそのほうが気持ちいくつながる気分がするので…w


なんだろ、もしそうならそう描いてるはずだから、考えすぎでしょってのも最もなご意見なのですが、なんだろこお・・・

もしそうなら、三橋君はそう尋ねて阿部君に「あーやってこーやってこうすればこうなるからこのくらいはいけんじゃね?」とか意見をきいて、「安心」しちゃってたら前と一緒ですよね。

そいで、阿部君のほうも、榛名君とか三橋君とかに対する本人他人に言われたらありえないって否定しそうなノンバーバルな感情的な本音とか、そういうとこをそろそろちょっと自覚したほうがいんじゃねみたいなとこで…なんてコト考えると、ああ別につまりそれもそれでいいよなあ、やっぱ構成上手いなあ…みたいな感じに勝手に感動してたりしまして。


プールのシーンに関しては、アレ?…コレちょっとアレ?
って引っかかり方した方も多分自分以外にもいるだろうなー、とは思うのですが、
うーん、とりあえずこんなトコに書けることでもないなあ…w

まあ、とりあえずひとつ最終回が終わっても公言されないような伏線を発見しちゃったような気になったりもしましたが、
例によって気のせいかもしれませんし、気のせいでも正解でもなんら問題はないことでした(笑)
まあこれはコソコソと妄想して楽しんでおくことに。たまに王様の耳はロバの耳的に誰かに叫びたくなりますが(←


とりあえず何かひとつ妄想して、そう思って読むと、ここも!ここも!ああここもきれいにハマルんじゃない?!!アリじゃない?!
……なんて、また楽しめてしまったりするのがおお振りのステキなところですね(しみじみ)


こういうなんていうか、気づかせずに読み手の気分に解釈丸投げしちゃう感じが、やっぱすげえ、と思うのですよねえ。

なんとなく最近すこーしまた、そのあたりの描き方は工夫というか加減を以前とは変えてらっしゃる気もするのですが、

まあどっちにしろこう、ゾクゾクしますね、うん(笑