痒くて痒くて・・・これが私の業なのよ(>_<)
こんばんは!COCOデ・ナースの石崎です。** 初めての方はこちらから **今日は、私が訪問させていただくご自宅のとあるおばぁちゃまの嘆きをお届けします。この方は、住宅型の老人ホームの一室に住んでいらっしゃる可愛らしいキンキン声の早口でおしゃべりされるおばあちゃま、仮の名を とよさん とします。このとよさん、毎晩かゆみに悩まされ続けています。どんなにクリームを塗っても医師からかゆみ止めの飲み薬が処方され飲んでいても、エアコンの室温を極限まで低くしても全く効果なく、毎晩、毎晩がむしゃらに掻きまくって傷だらけになっているのです。そして、私が訪問すると、顔を見るなり30分くらい一気にしゃべりだし止まらなくなります。ぐるぐると同じことを言い続けてるのですが私はひたすら聞きます!どんなに痒いか、どんなにそれがつらいか誰もわかってくれない、何もしてくれない!娘がやっと来たが、すぐに帰ってしまった!!!こんどいつ来るか・・・私のうちは、今孫が住んでいて、私の帰る居場所もなくなってしまった。歩けるようになったら帰れるって言ったから必死で頑張ったのに・・・そう、こんな感じで、どんどん違う方向へと話は留まることを知りません。でも、これをただただ共感して「うん、うん」って聞いてあげるだけで、1時間もすると言葉が出なくなり泣きじゃくっていた子供がヒックヒックと言い出し泣き止むように静かになって・・・いつの間にか・・・あれっ???痒いのどこ???ってなるのです。「ストレス」と医師はよく一言で片づけるけれどそんな一言では済まされない深く悲しい心の叫びが行き場をなくして、体の不調となって表れるのです。勿論、痒くてたまらない最中は、皮膚を清潔にしてあげ保湿剤を塗り、その上でかゆみ止めを塗りそっと保冷剤などで冷やして差し上げます。痒さマックス時は皮膚もほてった様に真っ赤になられていることが多く、掻きむしって傷つけるとそこから化膿したりするので掻かないで冷やすか、できるならぬるめのお風呂も効果的です。気分転換にもなりますし・・・そんなこんなで落ち着かれたら加湿器をセットして今日もお部屋を後にします。毎回、行く先々で、いろんなドラマがあり、皆、必死で生きている。大きくて立派なご自宅から離れ一部屋の空間に甘んじて生きていかなければならない!私も今住んでいる家が、広すぎるなと感じる。かつては、家族3人賑やかに過ごしていた家に今は一人だからだ。でも、住み慣れた大切な娘との思い出がつまった家を早々には離れたくないので引っ越す決心もつかない。老人ホームに入っている方々は、ご自身のそういう思いは、置き去りにされて連れてこられた方が多いため、余計に不満の種は大きくなるばかりそういう思いが根っこにあって、そこを理解したうえでどうしたら、今起きている現実の苦痛を取り除いてあげれるのか?を考え対応し取り除いてあげる、もしくは、できることにシフトさせてあげることが大切だと思うし、日々のお仕事の中でそこの部分を一番大切に考えている。先のとよさんの場合も、痒いことはもちろん辛いけれど、一人で夜中に手の届かない背中すら誰も何もしてくれない!わかってくれない!ことが一番辛くて、「痒いの?ここ?」って一緒に居て薬の一つも塗ってもらえたら、随分気持ちも癒されるのではないでしょうか?なぜ、こんな些細な訴えをわざわざブログにアップするのか?そう、身近にいるおじいちゃん、おばあちゃんの話をもっと聞いてあげて欲しいんです。戦争の話や若いころの話・・・昔は我慢ばかりを強いられ自分の人生の選択すら自分ではできない時代に生まれた方々なのに、今は若い夫婦に気を使い家もなくして行きたくないホームに入れられ毎日死をまつような日々・・・もし、自分の未来がそうだったら幸せですか?私たちが少しでも理解して寄り添いわかってあげるだけで、どれだけ心が救われていくか・・・そう思うと、ブログを通してお年寄りと今の世代の人々の心の橋渡しをしていければいいなと切に願っています。「サザエさん一家」のようにあらゆる世代が一緒に住み家で看取っていく、そんな中で、時代が移り変わり自然に命のお勉強もでき、人の命は有限であり何よりも尊いものであると理解できるのではないでしょうか?せめて、気づいた人から、あなたの周りにいるお年寄り1人にやさしく声をかけてください。そうやってやさしさの輪が広がっていくことを願って、このブログが何かしらのお役に立てれば嬉しいです。COCOデ・ナースの石崎でした。今夜も最後まで読んでくださりありがとうございました。