雑キャベツ。スライサーありがとう。

8年以上掛けて、私の嫌いな人が
そうじゃなくなった話。






実はね……

私、


 場末のスナックに
 勤めたことがあるのです。


 今日の文は長いです。







きっかけは、駅前で配ってたチラシをもらい、新規オープンのゲイバーに行き、居心地の良さにしけた常連になり、




そこで知り合ったお姉さんと遊ぶようになり、

スナックのお手伝いしない?って言われたこと。






スナック?したことないよ〜

お手伝いだから、簡単だよ〜

いるだけでいいから〜

変なお店じゃないから〜





めちゃ勧められ、

長期休暇中(仕事辞めて息抜き)でフラフラしていたので軽い気持ちで、



私にできるかな〜?

とりあえず、面接行くよ〜となり、





面接に行ってみたら、

ザ★場末でございました。






ママひとりのお店で、

はい!OK!採用!って感じで即採用。



私、見た目もあれだし、経験もないし、お客さん連れてこれないけどいいんでしょうか……?



いいらしい 滝汗





逃げるなら今だ!!と心の中で声がしたけど、




危ないことがあれば

その時に逃げればいいやと勤めてみることに……

(今じゃ考えられない)







そして、勤めたスナック。場末っても都会〜しかし廃れた感が場末だったです。






あるある場末感その①


ママ高齢(年齢不詳)

店内が昭和テイストで熊手が埃かぶってる

(哀愁〜)





あるある場末感その②

とにかく小汚い、排水溝が詰まる

(色々ガタがきてる〜)





あるある?場末感その③

ゴ◯ブリがいっぱい居る

(壁を歩く無防備なゴキ◯リ〜殺られるよ〜隠れてて〜)





あるのか?場末感その④

でっかいドブネズミが頻繁に出る

(…チュウ……ネズミって可愛いものかと思ってたよ〜)





よくある場末感その⑤

町内会のような常連客


(アフターはママとおじいちゃんとジョナサン〜ご馳走様でした〜)



あまりの汚さに掃除しようとしたら、触られるのが嫌と止められました。お店として、これあり?ありなのかーと。慣れろと(笑)





お客さんは高齢のお客様がメインに、
(会長、社長、医師、お偉いさん)

色々な年代の人が居ましたが、



雰囲気、町内会の二次会?




お客さん同士も、

職場、どこ住み、家族、病歴(笑)

みんな、どんな人かなんとなく知ってる。カラオケとお酒がメインで気の利いた会話なしお色気なし。





毎日のように通い同じ曲を歌う常連さんに、何が楽しいのかな?(バーなんかで客の時は楽しいのに店員の時はつまらなかったのよね←当たり前でしょうか)なんて思いつつ……






そんな健全なお店に勤めておりましたが、

だんだんおかしなことになってきまして。






お客さんがいない時、

ママと2人になるんですけれどね……




「あの子は、お客さんを連れて辞めてった」

「あの子は、さんざんお金使わせて消えた」

「あの子は、家に住まわせてあげたら、宝石盗んで、居なくなった」





そう、ママが今まで雇った人間への恨みつらみを話す。話す。話す。お客さんにも話してました(笑)





実は、このお店、


新しい人がすぐ辞めてしまうお店だったんです。




お姉さんは円満に辞めたくて、
私を紹介した訳です……





私はその頃、

相手の話を聞いてあげるのが大切!
(上から目線)と思っていたので、


ずーっとママの元従業員の愚痴に、
ひたすら相打ちを打っておりました。





でも、残念かな……

ママは、同じ愚痴を繰り返し、

私も聞き流せるかと言えばそうじゃなかった。




そうじゃなかった!! ポーン

(痛いほど知った!めっちゃ痛感した!)





ある日、ささいなことで喧嘩して、それからしばらく経ってから無理矢理やめました。ママはお客さんとも、よく喧嘩してたな(笑)




あの子は◯◯と言った!!と無いこと無いこと色々、常連さんに盛大に愚痴ってました(本当、ごめん)



紹介してくれた人に辞めると謝ったら、
なんというか、ホッとされました。



常連さんは、この子がそんなこと言うかな〜?って分かってくれていたのか(それともママをよく理解していたのか)こっそり「辞めちゃダメだよ」って励ましてくれました。





でも、みんな、


とにかくママに寄り添って、

ママにヨシヨシ、ヨシヨシって、


みんなママの味方をしていました。




いま考えると、愛おしいなあ。






私には優しい同情の視線を送ってくれました(笑)ありがとう。





私は常連さんが好きだったので、なんで愚痴ばっかりのママを好きなんだろう?って不思議でした。



ママが愚痴を言いだすと、常連さんが気を使って空気を変えるのを、見てましたから。





でも、今ならなんとなく分かるんだよね。






あの人は嫌な人なのに、
正しくないのに、
間違ってるのに、
愚痴ばかりなのに、

なんで周りに人がいるの?

なんで味方がいるの?






言葉にはできないけど。

それでも、大丈夫なんだよ。





私は、正しくないのも、間違ってるのも、愚痴ばかりなのも嫌いだけど、それが無くなったら私だって付き合えるって思ったとしても、

私はそこを直さないならあなたを愛さない!って言っているだけ。


みたいなもんなんだよね。


みんなに愛されないよ!じゃなくて、

私が愛さないよ!ってだけ。


 
うまく言葉にならないなあ。




人間ってさ、そんなに器用じゃないよね。

悪いところが数カ所あるだけで、好きな人嫌いになれないし、逆もあったり。










正しくなくても。間違ってても。





それはそれで、そんな中でも、

続ける関係は、最近になって、

懐深く、なんとも愛おしいなあと思うんだ。





仕事の話じゃないからね!夫婦親子の話でもないからね!好きでお客さんが来るお店の話だからね!!!




「昔はああじゃなかったらしいよ、女の子にも好かれるママだったらしいよ」

紹介してくれたお姉さんが言ってた。
本当かは知らない。


人間って愛情深いのかもね。
きっと私が思うよりも。





ママは、私が辞めたら人が居ない!!って怒ってたけれど(ありがとう)



私が辞めた後、

ママが昔お世話してた、すごく綺麗で気遣い上手なフィリピンのお姉さんがお手伝いに来ていたし、


常連さんも変わらず来ていたし、私が辞めたら困ることなんて無かったのよ。迷惑ではあったかもしれないけど(笑)



最近、ママ友などイヤイヤお付き合いしているブログを偶然、続けて見ることが多くて、

前は読めば暗い気持ちになってたけど、

この人たちは私と違って懐深くて、グレーな世界で怒りながらも悩みながらも堂々と生きてるんだなーと思って、凄いなあと思って。

変な感動の仕方だなと思う。癖のある登場人物だらけで実話なのか信じられない時もあるよ。


私は、そんな扱いされたらすぐ逃げちゃうなあ……

でも、転びそうになった人をみんなで支えたり、私の身の回りで起こることは、やっぱり優しい。




きっと、この気持ち、うまく表現できてなくて、違うように受け止められそうだけど、投稿。