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同性愛者ブログ

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同性愛者への偏見は昔に比べ、ずいぶんと少なくなりました。これは同性愛が100人に2~3人いるという事実と、カミングアウトをする人が増えてきたからです。社会的、また自身への不利を考慮するためにカミングアウトできない人も多数います。実際にはこの数字より高くなるでしょう。また、自分自身が同性愛者に気づいてない人もいます。

しかし、未だに偏見が無くなった訳ではありません。同性愛者と聞くと、「異常者」というイメージを持つ人がいます。また、昔の辞書にも、「異常者」「異常性欲」という言葉が並んでいました。

現在、同性愛は性的指向の一種であるとされています。そもそも人間は異性を愛するとは限らない生物です。たしかに、人間の多くが異性を愛するため、それ以外のものを「異常」とみなしてしまったのです。人間は自分と違うものを嫌いになったり気持ち悪がります。類は友を呼ぶといったように同類を好む傾向にあるのです。そうした背景から偏見は現在でも少なからず続いています。

同性愛は病気ではありません。国際精神医学会やWHO(世界保健機関)では、治療の対象から外されています。しかし、家族や周りの偏見で大いに傷つき、精神科へ通っている方もいます。偏見は完全になくなったわけではありません。社会全体が同性愛についての偏見を無くさなければならないでしょう。

日本では同性愛者同士の婚姻が認められていません。なぜでしょうか。子孫繁栄が第一だからでしょうか。違いますよね。子供を作らなくても結婚はできますし、不妊の男女は結婚できなくなってしまいます。
日本国憲法第24条1項に「婚姻は、【両性】の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。」と明記されています。作成した当初はそこまで深く考えていなかったのでしょう。日本の制度では憲法改正はなかなか難しいのです。
しかし、大事なことは結婚という事実ではありません。当人同士の気持ちが一番ではないでしょうか。なにが自分にとって一番幸せなのか。国に認められることではなく、その人を愛し続けることが一番の幸せなのではないでしょうか。

参照サイト
http://douseiaishacom.blog.fc2.com/