手を大事にします！

二年前の秋、初めてジムでトレーナーに付いた時、言われるままに腕立て伏せをしたら両手すべての指の腱鞘炎になり、何本かはバネ指にまでなって、特に右はひどくてボールペンを持つのも大変でした。
お目玉くらいながら先生に頂いたのは、ｻﾝｻｰｽの左手のためのブーレという美しい曲でした。左手だけでもこんなに楽しく気持ちよく弾けるのだと感激しました。少し回復してからは、ゆったりした和音を楽しむ賛美歌のような曲を沢山頂き、それも素敵な時間でした。

春過ぎて、自然の回復が待ちきれず、強い薬を患部に注射してもらったら、すぐに回復し、前のように普通にピアノも弾けるようになりました。

暫く手のことは忘れていましたが、この秋久しぶりにハノン(それもジャズのためのｼﾝｺﾍﾟｰｼｮﾝの多いもの)を沢山弾いたら、治りきっていなかった部分が再発。ハノンはやらなくていいと言われていたのに、上手くなりたい一心で、弾いてしまいました。
案の定、先生にはこてんぱんに叱られるは、手は痛いわ、こわばって指が益々回らないわ・・で辛い日々。
数日前、ついに例の注射を一ヶ所だけ受け、痛みがとれ、すぐにピアノを弾いてもいいと言われほっとしました。手のこわばりは手首の方の問題ということで、そこは湿布とゆるめに巻いた包帯で動きすぎないようにと指導を受け、実行している所です。

ポリーニの治療もしたというその先生は、お酒の会社のやってる港区の有名ホールの隣のホテルの一階に移転し、本番前の音楽家が訪れ易くなったらしい。

これ以上、その強い注射を受けることのないよう、手を大事にしなくては！先生のご注意はちゃんと守らなくては！この手のおかげでピアノも弾け、文字も書け、食事もできている。神様はなんと素晴らしい物を与えて下さったのでしょう！ありがたいです。

感謝と反省の中で、少ない練習、一回ずつ丁寧に弾こうと思います。

ﾎﾟｺ･ｱ･ﾎﾟｺ･･･ｺｺ･ｱ･ｺｺ

連休の音楽行動記録

連休はゆったりできていいですね。
初日は、先生の所に行き緊張しましたが、和声の万能定規を体に入れる方法を教わり、それまで左脳で覚えようとして気が狂いそうになっていたのに、帰宅して教わった通りにに弾いたら、とても素敵な流れで気持ちよくなり、元に戻るの印に従って繰り返し繰り返し、ぐるぐるぐるぐる・・・・・丸の内線は、夜どうやってどこで休むのかしら？(笑)素敵なｶﾃﾞﾝﾂｧも教わるべきでした。

それにしても私の先生は凄い方です。私の秘かな将来の夢をご存知らしく、真っ暗い道をさりげなく光照らして下さる。感謝の気持ちでいっぱいです。その上、おいしい物を食べさせて頂き、心も体もぽかぽかになりました。
(●^ｰ^●)

連休二日目の昨日は、年末恒例のメサイアを聴きに行き、帰りに恵比寿のスタジオで練習。誰もいない客席にお辞儀をして、先生に教えて頂いたことをしっかり守って弾いたら、ぐっといい感じになった気がして楽しくなりました。リーフムーンさんのおっしゃる通り、日常の中の非日常の時間は、背筋が伸びていいですね。そのスタジオのピアノは鍵盤が重くて、一時間弾いたら、凄く沢山弾いた気になりました。
最終日の今日は、近くの庭園散歩。紅葉した桜の木を眺めていると、マズルカ一番の二ページの前打音付きの部分のフレーズが浮かび、紅い衣裳をまとった葉っぱ達が、ふざけて踊っているように見えました。
夜、満月の明るい光をあびて締めくくり。
いい連休でした。
また、いい一週間になりますように。
ｺｺ･ｱ･ｺｺ

小さな手でも弾ける喜び

TUTTIさんの｢11/15のレッスン｣のブログを読んで・・・
私はピアノの初心者だし手も小さくて、本来なら色々な曲を弾いたりできないはずなのに、ショパンのマズルカ第一番に挑戦できるのは先生のおかげです。
楽譜上は左手の一部を右手で弾く方法をノクターンの時に教わり、以来活用させて頂いています。そして先日、倍音による錯覚を利用して音を一部パスする方法を教えて頂き、二ページ目の前打音付きの数段が小さな手でもなんとか普通の速さで弾けるようになりました。嬉しい発表会に間に合う気がしてきました。
音楽的に難しいことはわかりませんが、自分は楽しめるようになりました。
いくら好きでも、こういう裏技なしには、私には無理な曲でした。＾ﾛ＾;
教えて下さった先生に感謝の気持ちでいっぱいです。
m(__)m
ﾎﾟｺ･ｱ･ﾎﾟｺのｺｺ･ｱ･ｺｺ