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東京音大合唱団による三枝成彰レクイエム7/12,7/13

日本フィルと東京音楽大学合唱団による三枝成彰のレクイエム、合唱の繊細な艶のある美しい響きにもダイナミックな流れにも‥‥三枝さんの音楽(和声にも)にも感動!

今のは直後にFacebookに書いたもの。

帰宅してひと息ついたところで、もう一度書きます。

基本的に演奏の感想は書かないようにしてるのですが、今日は合唱だから、苦手ですが書いてみます。

三枝レクイエム、男声だけのものを何度か聴いたことがありますが、今日の演奏ほど感動したものはありません。

それは、女声合唱が天使の救いの声に聴こえたからかもしれません。
若い美しい声の集まりは、美しく響き、天上界の音色のようでした。
男声の響きも力強く美しく、旅立つ人を励まし、しっかり支える力を感じました。

ホザンナのfffffの美しくもダイナミックな響きは、ホールにこだまして鳥肌ものでした。祭りの太鼓を思わせるティンパニーが強いエネルギーを与えるかのように思えました。

静かな響きのハミングがこれまた美しかったです。阿部先生が合唱団に求めていらっしゃるものは、これなんだろうな~と思いました。

最後のさよなら~と繰り返すところは、美しい和声を合唱団が美しい響きで奏で、涙が出そうでした。
鐘の音を思わせる美しい鉄琴?の音色は、旅立つ人、見送る人に別れの決意を喚起してくれそう。

混声合唱で聴く三枝さんのレクイエム、いいな~と思いました。オペラを書いてる方のレクイエムだなと思いました。母音を伸ばす部分が多くて、ソロの響きも楽しみました。
このように素敵な演奏をしてもらって作曲家冥利につきることでしょう。

合唱団の最前列に見たことある歌手の方が何人かいらしゃいました。浅井隆仁先生、藤牧正充先生、お疲れ様でした。
もちろん、合唱指揮の阿部先生、素晴らしい合唱を聴かせて頂きましてありがとうございました。


語彙が少なくて、美しいとしか表現できないのが残念。

日本フィルハーモニー交響楽団第652回定期演奏会

2013年7月
12日(金)午後7時開演
13日(土)午後2時開演
サントリーホール

指揮:広上淳一
ソプラノ:釜洞祐子
テノール:吉田浩之
合唱:東京音楽大学

柴田南雄:シンフォニア
武満徹:組曲《波の盆》
三枝成彰:レクイエム

チケット 五千円~七千円

声の相談室より