昨日税理士についてコメントをいただいたので

この機会に学生さんへ一言。

今まで記事にしてることとかぶる部分もあるかもしれませんが。


就職を考えるにあたって税理士はどうだろうかと思う学生さんもいますよね。

税理士先生が書いた本でも就活がきっかけだったと書かれている先生もいるし自分が働いている事務所の所長もそうなので

そういうきっかけは全然ありだと思うのですが

税理士になったら稼げそうとか他の資格よりも取得が簡単そうとか思っているんだとしたら

ちょっと待ってと思います。


どの資格もそうですが税理士も数が増えてあぶれているうえ

この社会情勢でお客さんである事業者は減っているので

実力主義で顧客の奪い合いがこれからますます厳しくなることが明らか。

そうなると当然給料や稼ぎも人それぞれになります。

実際私は今税理士登録してますが

まだまだ経験もないため給料は登録前と変わらないし

むしろ登録料がかかる分自由に使えるお金は減ってます。


また、税理士の資格が取りやすそうに見える要因として科目合格制であることが考えられますが

この科目合格制っていうのがくせ者で

中途半端に数科目持っていると何年も受け続けることになる人も。

弁護士などの試験と違って受ける回数に制限がないので

なんとなくずるずると受け続けてしまうことになるんですよね。

これはお金も時間もとてももったいないと個人的に思ってしまって。

税理士受かることがすべてじゃないし

その時間とお金を他のことに使えば

もっとできることもあると思うんです。


でもじゃあ自分が税理士になったことを後悔してるかっていえば

そんなことなくて

税理士になって本当によかったと思ってます。

…矛盾してますよね。

仕事がおもしろくない、やりがいが持てないという人も多い中で

私にとってはこの仕事は毎日楽しくて

そりゃ嫌になる日が全くないかといえばそうではないけど

とてもやりがいがある仕事だと思ってます。


だからこの記事の前半部分を読んで

それでもやっぱり税理士を目指したいという人がいてくれるなら

私は応援したいし

自分の中で絶対受かるんだという気持ちを強く持って勉強してほしいんです。


えらそうなこと書いてますが私も税理士目指したきっかけはなんとも中途半端なもので

でも5年という税理士試験にしては短期間で終わることができたのは

自分の中で今年受からなかったら税理士はあきらめようと期限を決めて受けていた年もあったことと

これ以上やったら倒れるかもというギリギリのところまで自分を追い込んで勉強できたからなのかなと思っています。

もちろんそれには周りの人の協力があったからこそできたんですが。


学生さんにはいろんな可能性があるし

選択肢がたくさんあるからこそ悩むところだけど

まだまだ時間はあるのでたくさん悩んで

少しやってみて向いてないと思ったら方向転換するのもありだし。


長々と書いてしまいましたがざっくりまとめると

税理士試験は甘くないけどやりがいはあるよー

ってことが言いたかったんです。

わかりにくい文章かもしれないけど

なにかの参考になれば幸いですにゃ



Android携帯からの投稿