アジフライが好きだ。そのままでもソースでも醤油でもタルタルでも旨いという最強の食べ物だ。それがリーズナブルに一年中楽しめる店がある。ここはバッテラが一番の売りのようだが自分はアジフライが食べたい時に来る。難を言えばキャベツもタルタルもついてこないこと。でもふっくらジューシーなやや小ぶりのアジがうまい。そして揚げ物をするおにいさんが切れ長元ヤン風イケメン(どタイプ)というのもなお良い。この店はその他にも刺身も美味しいし、タラの白子だったり季節ものもなかなか。でもそれらを上回るこの店の一番の特徴、それは店長のスタッフ教育の細かさと厳しさだ。店長は常に全体に神経をはりいろんなことに瞬時に気づく。それに追いつかない店員は公開処刑される。でも客には愛想がいい。このギャップが正直苦手だ。みんな決してダメなスタッフじゃないのだ。これがぐだぐだならこっちもスカッとするのだろうが、むしろみんなよく気がつく愛嬌のあるいい子達ばかりなのだ。もしかすると、アメとムチで裏でのフォローがあって信頼関係の元に成り立っている指導なのかもしれないけど、時代に合わないし、叱られてる人を肴に酒は飲めない。

これがなきゃアジフライはもっと旨いのかもしれないなあ。