「夏物語」 川上未映子・作
1年ほど前にお仕事で知った小説ですが、
図書館で予約して
ようやく順番が回ってきて
読み終えました。
500ページ超の長編で、
人間の身体、生と死、男と女のこと、人生のこと等々
なかなか重い内容でしたが・・・
思い当たるフシがあったり
読んでいて胸が苦しくなったりしながら・・・
でもラストはとてもよかった。
川上未映子さんって
この講演のお仕事で出てきた「乳と卵」と
これしか読んでいませんが、
(乳と卵に加筆修正されたものが夏物語で、
夏物語の第一部が乳と卵です)
ほかの作品も読んでみたくなりました。
子どもは親を選べない
(親も子どもを選べないけど)
どころか、生まれたくて生まれてきたわけでもない。
「生まれてきた子どもが生まれてきたことを
幸せに思えるように、最大限努力する」っていう
言葉が沁みました。