吉村昭さんの「漂流」を読みました。
江戸時代、船が難破して鳥島に漂着し、12年後に生還した人の実話!!
鳥島といえば、あの「アホウドリ」の生息地。
泉も川もなく、食料といえばアホウドリの生肉と干し肉、あとは少しの貝と海藻、
たまーに魚という過酷な生活・・・
以前同じ著者による「大黒屋光太夫」という本を読んだことがあります。
これも江戸時代、こちらは北へ流されて、アリューシャン列島の一つに漂着し
ロシアの帝都ペテルブルグに至り、苦難の末帰国した人のお話(実話!)。
過酷な地での壮絶な生活に耐えて無事帰国を果たした人たちの
精神力、生命力の強さ、故郷に帰りたいという思いの強さにカンドーします・・・。
鳥島から帰った長平さんの像とお墓が高知県にあるらしい。
大黒屋さんの記念館も故郷の三重県にあるらしい。
歴史にちなんだ場所めぐりが大好きなワタシの血が騒ぐ・・・!!
(鳥島は全域が天然記念物で、許可がないと上陸できないらしいので
ちょっと行ってこれそうにはありませんが^^;)