「十二単(じゅうにひとえ)」 | bunbun日記

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平安時代の公家女房のハレの装いである「十二単」についての講義、
そして実際に着付けするところを見る授業がありました。

十二単って、確かに12枚ぐらい重ねて着るんですが、
だから「十二単」という名前ではなく、
「じゅうにぶんに→じゅうぶんにたくさんの意」飾ることからきているそうです。
当時の「足袋」は指がなくて、袋状になったものをひもで結ぶとか、
なかなか興味深いお話がたくさんありました。

俳優のタカハシヒデキさんなんかの着付けもされているという
時代衣装の専門家の先生(おじさん!)がモデルさんに順番に着付けていかれましたが、
30分以上かかる。
1枚着せてはひもで結び、その上から着せてまたひもで結ぶ。
そして、下のひもを抜いて、上にまた着せて結ぶ・・・というように
ひもは2本で全部着せるんです!!
(たしかに10枚以上も重ねて1枚ずつ結んでいったらひもでごろごろしちゃうよね^^)


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ちょっと遠くてわかりにくいけど、でき上がって座っているところ


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重くて動きにくいそうです。まあそうやろね~~。


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後ろは長~~く裳だっけ(??)を引いています。


十二単の次に、江戸時代の「お腰巻姿」の実演もありました。

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こちらは武家の上流婦人の夏の正装です。
先が棒状になった細い帯を結んで、それをハンガーのようにして
上半身だけ脱いだ打ち掛けの袖を通してかけるわけです。
なんとも・・・変わった姿・・・・・・
例の「篤姫」でも、この姿で登場したシーンがあったとか。

実際に目の前で見るのは初めてだったので、なかなかおもしろい授業でした。
こういうのを先に勉強してから「篤姫」見たらもっといろいろ興味わいたかもね!