忘れもしない高校2年生の秋。
友人と日吉の塾校文化祭に乗り込んでみました。
もちろん制服でメイクバッチリにして。
渋谷に行くのと同じ、ナンパして貰えばいいんでしょ。と思っていました。
結果…
人生最大の敗北を経験しました。
男の子たちは、大して可愛くもない女の子の集団にワラワラと集まるのです。
女の子にモテなさそうに見える男の子達でさえ、、フリーで歩く私たちにはいーーーーっさい目もくれません。
モテている集団を観察して気付きました。
全員、私立の女子校の制服を着ている!!!
特にね、品女や女学館、英和あたりが人気。
あ…そゆこと。
私たちが偏差値表を見て、そういう女子校を「滑り止め」と呼び、鼻で笑っていたように、今度は彼女達から鼻で笑われたような、愕然とした感覚を味わいました。
いえ、笑われてないです。
眼中にすら入れてもらえていませんでした。
「越えられない壁」
というものの存在を知りました。
○○女子校の制服を着た彼女こそ、塾校生にとっての正解であり、それ以外をあえて選ぶ理由はないんですね。
都内でトップクラスの高校に入ったところで、学校での出会いはたかが知れてるし、外に行っても制服バリューはゼロどころかマイナスなのか。
人生の縮図を見たような思いでした。
ギャルになりたかったのに、優等生の集団に入れられて、可愛い女の子がいなくて、生活レベルも合わなくて、心底楽しくなかった高校生活。
地方出身の母親にとってはきっと大満足の進路だったのでしょうけどね。
学校に通うのは、私です。
あーあ。大失敗。
都心には都心の生き方があるんだな、と、ぼんやりと理解したきっかけとなる出来事でした。