花お受験花


それなりの相手と結婚をした女性なら、誰もが気になる世界ではないですか?

あえて「お」を付けるのは、中受との区別ですよね。全く違う世界なので。

初めは怖いもの見たさで近付き、まずは子供の可能性を知るだけ…なんて足を踏み入れてしまった結果、沼にハマってしまう人は多いはず。


私も御多分に洩れず、興味津々で、あちこち覗いたり話を聞いたりしていました。


学校説明会は1歳になる前から行けるだけ行きましたし、「お教室」も、無料講習やら体験やらを含めて7箇所くらいの門を叩き、年少下以前からソワソワしていました。

が、結局、年少の6月にジャックともう一つの塾に入会、お試しで受けた附属幼稚園に合格し、サクッとお受験を終わりにすることにしました。



講習も模試も模擬面接も受講せず、かかった経費で1番高かったのは…お衣装代かな(笑)。FoxyかアシダかReneか…って悩むの楽しかった笑

最もコスパの良い“お受験”だったと思います。



もともとは小学校受験しか考えてなかったので、幼受はあくまで練習とお目通しのつもりでした。

私は仕事もしたいですし、幼稚園なんてムリムリと。

でも受かった幼稚園と、受ける予定の小学校で何が違うか…と突き詰めて考えた時、最後は「親の見栄」だと思ったんですよね。



そりゃ、女児で、幼稚舎四谷雙葉に受かってくれたら親戚中で大騒ぎですけど、正直それ以外の学校に関しては、大きな差はないかなーと言う感覚です。早実は…ね…難易度は高いのでしょうがちょっと別ですね。。


自分の時代の偏差値表から考えると、他の学校は、どちらが上、下もなく「お好み」という気がします。そしてその「お好み」こそがお受験のキモなんですよねびっくりマーク


港区住まいですから公立でも十分、名も知らぬ私立に入れる必要性もない。

それなら、幼稚園からの一貫校、いわゆる名門私立附属幼稚園とのご縁をありがたく頂戴してみよう、との結論に至ったわけです。



それから、ある時ふと、誰にお金を払いたいか?って考えて、塾や幼児教室にお金払うの嫌だなーって思ったんですよね。

どうせ払うなら、多少高くても所属する場所に払いたいなと。塾はあくまで手段であって所属先ではないですからね。




で、娘、一丁上がりです照れ

2月の勝者の世界も無縁。

できれば大学以降の進路は自分で決めて頑張ってもらいたいので、次の受験は高校生かな。

幼稚園の送迎は、お受験用予算をシッターさんや習い事に充てて乗り切るだけ!


ワーママこそ、附属幼稚園、トライする価値ありですよ。

準備期間も短く、子供を泣かせてお勉強する必要もなく、意外と学費もお安くて助成金もあり、高校・大学まで受験戦争なし→親は仕事に打ち込めて、もともとかかる予定だった受験費用は習い事や大学受験へ回せる照れ

長い目で見て、結構お得ですピンクハート



志望校に関しては、エルメスがいいか、フェラガモでいいか、コーチでもありか、みたいな世界ですね。私はフェンディ・フェラガモあたりで十分満足です笑



さて、一抜けした上で考察するに、何でお受験にあんなに躍起になってしまうかというと、やっぱり「子供の能力の客観的評価」+「親への太鼓判」だからでしょうね。

受ける前は「この学校なんて受かっても願い下げ」くらい格下に思っていた学校でも、「合格」と言われるとやっぱり名門クラブへ入れて頂ける感覚になってしまうものキラキラ


入ってみると、さらに外から見えない世界が広がっていて、なかなか居心地の良いものでございます。お受験が偏差値じゃないと言われる所以ですね。

今は早期教育が加熱し過ぎてしまっているけれど、本来の“お受験”は、子や親の属性が合う人が自然と集まることに意味があるのであって、背伸びして入る場所ではないのだなぁと、身を以て感じました。



我が家なんて学校研究は皆無でしたけど、自分たちの出自と「こう育てたい」という思いを素直にお話した結果、縁故が強いと言われる園に入りましたが、同級生のご両親ともファッションから教育の感覚までとても似ていて、親子共々すぐに馴染めました。

いわば「フェラガモが好き」という集まりなのでしょうね。価値観がよく似ています(もちろん比喩です)。



私は多様性のルツボで育って、かなりの苦難がありましたので、敢えて娘には居心地の良い空間を贈りました。


合わなければ辞めてもいいし、私から見てあまりにも価値観が狭まってるなぁと思えば、広げる体験をさせてあげようと思います。



結論!

附属幼稚園受験はコスト・タイムパフォーマンス

最強飛び出すハート



あとは親の「うちの子(そして私)ならもっと『上』を狙えるはず!」という欲望にどこで折り合いをつけるか、ですね…。実はなかなかそれが難しい。