そっか。
やっぱり、最初の違和感はそれだったのか。
「この子が男の子のはずない」
って、根拠もなく思ったもんね。
あの時、スムーズに「女の子ですよ」って言われていれば、何の迷いもなく、何の違和感もなく、「やっぱり!!小さい頃からの夢が叶った!!」
って、喜べたのに。
男の子という可能性を受け入れるために、心の整理をしてしまった今、「女の子は欲しくない」とまで思うようになってしまったんだよ…私は。
壊れてしまった花瓶は、いくらガラスの破片集めて組み立てても、元のようにお水を入れて使うのが難しいのと同じで、私の女の子への夢は形ばかりで水の入らない器のようなものになってしまった。
- 可愛いお洋服を着せられる
- プリンセスやシルバニア、お人形ごっこができる
- 一緒にお料理やお裁縫をしたい
- 大人になっても一緒にお出かけしたい
- 結婚式に込めたメッセージを伝える日が楽しみ
なんて薄っぺらいこと。
女の子ブームというから、熱望組の皆様のブログも参考にしてみたけれど、心を上滑りするばかりで刺さらない。
唯一支えになる事実は、「みんな(?)が羨ましがってる」ってことだな。私は本当にちっぽけな人間だから、人にいいなーって思われることで満たされる心もあるかもしれないな。
…我ながら情けない。。。
これが「産み分け沼」への序章とは、この時は知らなかった。
予想通りの「娘」「女の子」という事実がこんなに色褪せて見えるほど、男の子を産みたい欲が強くなりすぎていたのだと知るのは、娘が生まれてからのことでした。