関節炎で指が曲がっていて包丁が持てないと言う一人暮らしの隣人がいる。食事量も細くなり,野菜はサラダで生食が多いそうだ。
先日,「旬の野菜が一番。緑黄色野菜は油で炒めると量も食べられるし,吸収力がアップするんですよ」と話したら,驚いていた様子。直売所で買ったアスパラガスのはかまをスライサーで取り除き,ニンジンも同じように切って,容器に入れて持って行った。
「オイルって?サラダ油?バターもオイルなの?」と聞かれたので,植物性の油がいいのでオリーブオイルを使っていると答えた。見ると台所には古い油が3本もあって,処分したいという。うち2本は未開封だったが,ラベルも古びていて文字は薄く...十年以上前のものかも...。
「秋に自治体の廃棄物の無料処理日(ペンキや洗剤,ガス缶等)があるから,その時に持って行ってあげる」,「それまで保管したくない」,「じゃあうちで保管しておくよ」,「それは申し訳ない。庭の木にかける」…庭の木?大丈夫なのか!?
うちでは日本から持って来た凝固剤(¥100ショップ)を熱い油に溶かして処分している。
明日はゴミの日なのでどうしても今すぐ処分したいらしい。このままにして帰るとシンクに流しかねない...大量の古新聞を取りに家に戻り,クシャクシャにした新聞に吸わせてゴミ袋に入れて処分した。念のためゴミ袋も二重にした方がいいと言ったら,「えっ,もったいないからダメ」と。いや,大量の油を捨てている時点ではるかにもったいないんですよ...。底の深いゴミ箱が油まみれになったら洗うのは困難。ゴミ回収の後で,油は漏れていなかったか確認のメッセージを送って終了。
渡米した頃は,廃油の処理に困った。店に売ってあったのはランチ用の紙袋のような油捨ての入れ物。固めるわけでもなく,そのまま流し入れるような袋だ。アメリカ人の友人に捨て方を聞いてみたが,えっとそうねえ…という返事のみ。
ゴミの捨て方は本当にみんないい加減だと思うので,聞かない方がよい。燃えるゴミとリサイクルの分別もテキトーだし,親戚の隣人は一度もリサイクルを出さないそうだ。瓶でも缶でも燃えるゴミに出してるってことでしょう。
ちなみにドイツで飲み物の空瓶をすすいでいたら,洗わずにリサイクルに出すのだと言われた。親戚宅ではそうそうすすぐのよって言われたけど…地域によるのか?確かに水の方がムダだと思う時も多いから,特にボトルはもっと洗いやすいように改良されたらいい。