上海に住んでいる中国人の友人が遊びに来た。会うのは6年ぶりくらいか。うちに2泊(9/3~9/5)。


生まれ育った杭州は,絹の産地として有名らしい。以前も絹の掛け軸を4本セットで頂いていたが,お土産に絹の掛け軸を持って来ると言う。何も要らない,荷物は軽くして来て(タオルも石けんも何でもあるし,要る物は買っておく)と念押ししていたが...。


頂いた横長の掛け軸。

清明上河図(せいめいじょうがず)!英語では,Along the river during the Qingming Festival(清明節の川辺の様子)と訳されている。北宋の都・開封の光景を描いた絵で,本物は故宮博物院(横5m)に展示されているそうだ。

杭州のシルク織りの巻物。全長2mちょうど。線画のようなラインが絹で緻密に表現されている。人物の表情もわかる。松葉のみに緑色が使われており,枝は水墨画のような濃淡。本物のシルクの光沢が美しい。

最高級品であると言われたが,いつも立派な品物を頂くし,箱や紙袋からしても高級感が漂っているのでよくわかる。

うちの暖炉の上に飾る絵を探して10数年。日本に置いているNorman Rockwellのリトグラフをいつか...という気持ちがあり,何も飾らず。横長の掛け軸はここにぴったり!吹き抜けのリビングは午前中は日が差すが,この壁には日が当たらず。

お姉さんから預かった贈り物だそうだ。お姉さんにはお会いしたこともないし,写真でお顔すら拝見したこともないが...。


お礼に郵送したカード。

9月29日の中秋節(ムーンフェスティバル)までには届くといい。