先週,久々に美容院に出かけた。最後に外でヘアカットをしたのは…2020年の3月5日。3年2か月ぶり!  

 

パンデミックになってから,自宅でセルフカットしてきた。後ろを切り揃えるのは夫にやってもらって,自分で何とかレイヤーを入れてカット。いつでも好きな時に好きなだけカットできるし,ガソリンを使って出かけたり待ったりもしなくてよいし…何と言っても無料なのだ。大きな失敗をしないようにこまめにカットしていたが,失敗しても自分の技術のなさというのことなので,あきらめもつく。自業自得といえばマイナスの響きだが,「今日はイマイチだった」とか「今回は偶然うまくできた」とか,仕上がりを見るのが楽しみでもある。

 

親戚から「そのヘアスタイルは素敵!維持して」とほめられたりして…半信半疑ではあったが,3年も経てば多少上達もするだろう。まぁ維持と言われても,いつも同じようにはカットできないというのが問題。五十肩もすっかり治ってハサミを持つ腕も上がり,技術という意味での腕も上がったか。

 

この美容師さんは気さくなウクライナ人で,非常に人気がある。夫もカットして2人で1時間半ほど滞在したけれど,その間この美容師さん指名のお客さんが他に5人もいた。アジア系も多いが,日本人のお客さんは見たことがない。ヘアカットの英会話はシンプルではあるが,お互い英語が第二言語同士であるから,何となくリラックスする。

 

しかも,大人のカット(男女共)は20ドル~で,ヘアカラー込み(男女とも)ならば45ドル~。インフレやらで値上げして,この価格。

 

3か月に一回の髪染めは,随分前からアメリカのヘアカラー(割引で4ドル以下で購入)でセルフでやっているので,この3年間でヘアカット&髪染めにかけた料金は$4×12回=$48ほどだった。 

 

スーパーカットと呼ばれる床屋さんのGreat Clipsの料金を調べてみると,現在18ドルのようだ。3年前には9ドル(割引券+チップ)でカットしてもらっていた。先日$5オフのクーポンも広告に入っていたが,明らかな失敗が多いからなぁ。とにかく短く切りたがるし,仕上がりはブツ切り。似合おうが似合うまいが,その切り方・仕上がりしか選択肢がないという感じで,顔が大きく見えてしまう。アジア人の髪質や仕上がりを知らないから,すいてと言わねばすいてくれない。それに,美容師の指名はできないと思う。


以前大失敗をした際に,アメリカ人2人から「その髪型は素敵」とほめられたことがある。お世辞ではないようで…。服でもカードでもそうだが,日本風のデザインがアメリカで人気がある訳ではない。 

 

昨年からこの美容院にネイルサロンが入っているが,ネイリストさんもすごい人気でお客さんが途切れたのを見たことがない。お客さんは次の予約も取っている。ある時はおじいさんが来ていて驚いたが,どうも足の爪を切ってもらっているようだった。

 

15年ほど前に,日本人の方が美容院でのストレートパーマの料金が200ドルだったと言われていた。…今の円で言えば2万6千円以上!スゴイ!今ならもっと高いはず。当時のうちの一か月分の食費より高かったのでものすごく驚いた。

 

外で切ってもらったこともあり,コロナ禍が終わったなと実感。しかし,自分の髪質や頭部・顔の形を一番知っているのは自分である。セルフカットに戻るだろうなと思う。