高騰している水道光熱費。これは生活費全体で考えるのに決まってるので,よそのお宅との比較は難しい。 

 

家族が多いとか家が大きいというのはもちろん差が出る。仕事や学校等で誰も家にいない時間が長い人と,ほとんど毎日在宅の人。吹き抜けの造り。コンクリート家屋。大きな窓。カーテンやブラインドのない部屋。北向きの部屋。絨毯ではなくフローリングの部屋。キッチンがタイル。日当たりの良くない部屋。地下室。断熱効果の低い家。暖炉を使う家。家では半袖で過ごしたい人。夏は扇風機を使う人。冷蔵庫に食品をいっぱい詰め込んでいる家庭。外食ばかりする人と,毎日自炊する人。コーヒーはカフェで飲む人。水道水を飲料水にしている人。井戸水の家。お湯で食器を洗う人。お湯で洗濯する人。スポーツジムでシャワーを済ませる人。毎日お湯に浸かる人(一人ずつお湯を替える)とシャワーの人。熱いお風呂が好きな人。拭き掃除をよくする人。衣類乾燥機や食器洗い機を使う家庭。家でヘアカラーをする人。加湿器を使う人。布おむつを使っている家庭。布雑巾ではなくペーパータオルで掃除する人。マンション等でスプリンクラーの水道代が管理費から出ている人。水道光熱費込みのアパートに住んでいる人。ペットを飼っている人。花や野菜を育てている人。室内に花をたくさん飾っている人。クリスマスの電飾。旅行や出張が多い人…。

 

水道代が安くても,もっと高価な外食費やスポーツジムでシャワーを使っていたり。逆に,水道代が高くても育てた野菜で毎日自炊していて食費が低かったり。生活費のトータルで見ないと意味がない。     

 

歯を磨いている間に水を流しっぱなしとか,汚れた食器を重ねて運ぶというのは論外。アメリカでよそのお宅の食器洗いの様子を見ていると,無駄だらけでびっくりする。日本では(アメリカと比べて)引っ越しは難しいと思うが,生活スタイルは節約等でかなり見直せる。   

 

うちの水道代は3か月に一度の支払いで,今回の請求分はかなり減っていた。水道光熱費が上がると聞き,年末から食器の油汚れを古紙(ペーパーナプキン)だけでなくミカンの皮でふき取ってから洗ったり,洗面器で髪を洗ったりした結果。あまりの高さに水道光熱費(電気・ガス)をブログで公開する人も多いが,その金額に驚く。うちはものすごく低く,去年の2月と今年の1月の合計は1ドル(約130円)しか違わなかった。昨夏に冷蔵庫を大きいのに買い替えた際に,小型冷凍庫の使用をやめた。電気代は減少。厳寒の冬にガス代が高くなるのは毎年のことである。   

冬の長いミシガンは,絨毯敷きの2階で過ごすのがベスト。私はひざ掛けを使い,夫ははんてんを着て過ごすのは毎冬のことである。先日の寒い日,「うちで最も暖かい部屋は風呂場。ここで寝られるのでは」と夫!!!確かに,内部屋であり窓がなく,お湯を使うからホントに暖かい...大人4人は寝られる。便器もあるが,トイレに行くのもラク!?


水道光熱費がいくらかかったかはその人の支払い能力によるので,よそと比較しても無意味である。しかし,払えるから心配せずに使えるというのは違う。「いくら」というのは,使う金額ではなく自分が使う量だ。戦争によるエネルギー不足だけではなく,地震や温暖化による干ばつなどいつ何が起きるかわからない。いざという時に共同で過ごすことになった場合,水を大量消費する人がいれば周囲は困る。分け合って少量でも満足できるようになる,災害に強い心身を作る,これは今年の目標の一つである。