うちのクリスマス飾りを見た人が,「トラディショナルな飾りね」とひと言。伝統的と言えば聞こえがいいが,赤と緑で古臭いということなのだろう。

 

確かに,アメリカ人の家に行けば,パープルやピンク系のオシャレなツリーがある。青とシルバーのみのツリー。海外でお土産に購入したキーホルダーのツリー。全部ガラス細工のオーナメントツリー。Hallmarkのディズニーのみのツリー。真っ白のツリーで回転するツリー。ホントに個性的で,ツリーにテーマがある。

 

普段の室内全体が統一されていて,ツリーも調和している。生まれた時からいろんな室内装飾を見て育ち,センスが研ぎ澄まされているのだ。「雑誌に載っているような」という表現は,普通に実在する。むしろ,人気のない雑誌の部屋よりも,実在の部屋の方がはるかに居心地が良くて素敵。

 

日本ではどのツリーも,綿の雪にビロードの長靴,そしててっぺんには黄色の星だった。イラストになれば必ず茶色の植木鉢がつくが,実際はツリースカートという円い布地を敷く。

 
私が好きなツリーはこれ。近所の図書館の玄関に飾ってある。

テーマはキャンディボックスだろう。シャンパントーンの赤や緑。トップのくるりと円く形作られたリボンはペパーミントキャンディ!甘くてふんわりとかわいらしい。
 
親戚宅。
ブラウンピンクの天使のツリーだ。ゴールドとシルバーのボールがぎっしり。これだけ色があっても,うるさくなっていない。
 
こちらは市役所のツリー。
テーマは,古き良き時代のおもちゃ箱だろう。クマのぬいぐるみやくつ下が吊るされ,大きな赤いリボンがなつかしい。ツリースカートのフリルのダサい感じもよし。
 
うちのツリーは,ノスタルジックなバブルライト。
夫は,枝の緑が見えなくなるように赤とバブルライトで埋め尽くしたいそうだ。
 
こちらは5年前の記事。 

9本(ひと巻に7個のバブルライトがついている)つなげて,合計63個。少しずつ買い足してきたが,泡立たなくなっているのもいくつかある。今年の始めに3本買ったが,年明けの半額セールであと3本くらい買い足そうと思う。