Seed Library,種の図書館。
7月も下旬に差し掛かった頃,近隣の図書館へ出かけた。カウンター後ろに目をやると,園芸店並みの種が陳列棚に収まっている。司書の方に,図書館で種を売っているのかと聞いてみたら,Seed Libraryだよと。
今年始まったプログラムらしく,市民に無料で野菜・果物・ハーブの種を配る取り組みだという。書類にサインをして受け取った種の写真を撮ってもらうだけ。生長や収穫の報告義務はなし。
種のリストの冊子ももらったが,ナント23ページもある。402種類!!
ひと種類につき10袋くらいあるので,実に4,000袋くらいの種が引き出しにびっしり入っているのだ。こんなに膨大な種を見たのは初めて。中でもトマトは,51種類もあった。
アメリカではトマトは果物に分類されると聞く。メロンとかは一般家庭では絶対に育てられないでしょう!と思っていたら,先日は物価高で植木鉢でメロンを育てた人をテレビニュースで見た。畑はなくとも,一個分の深さと広さがあれば何でもいけるんじゃないか。
サラダ用の葉もの野菜とハーブの種類が多く,聞いたこともない名前もいっぱい。
花がないのは残念だが,来年の楽しみができた(このプログラムが存続すれば)。
せっかくだから!と貧乏性が頭をもたげ,ギリギリ蒔けそうでなるべく発芽が早い種を選んでもらって来た。植え替える鉢と土はナントカ用意した。ミシガンの夏は短いので,急がねば…。